はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

2006年12月06日 | しょうぎ
 竜王戦第5局、戦い中(渡辺2勝ー佐藤2勝)。

 6年ほど前だったか、妙に将棋を勝てる時期があって、正月に千駄ヶ谷の将棋会館道場で優勝した。決勝の相手は中学生で、彼はいま奨励会(プロ棋士養成機関)にいる。たまたま、うまく勝てた。
 で、優勝してもらった色紙が、そのときに名人だった佐藤康光のもの。「凛」と書いてある。

 竜王戦の戦型は角交換型の相腰掛銀からの戦いに。この戦型は先手が指しやすいと言われています。それを第1局につづいて渡辺竜王があえて後手番でチョイスしたわけです。つまり先手が佐藤なのですが。
 過去に名人戦で佐藤は、この不利といわれる後手番の相腰掛銀でなんども戦い、そのたびに負けています。他の戦法だと勝っていたのに、相腰掛銀だけ、星を落とす。ある棋士の先輩が「なんで後手番腰掛銀やるの?(勝てないのに)」とストレートに聞いたのだそうです。対する佐藤ヤスミツの答えも真っ直ぐだった。
 「自信があるからです。」