皆さんは、車椅子と言えば、どれもこれも同じだと思いでしょうが、これがまた用途によって構造や仕組みが変わり、まして障害者スポーツの競技用となると障害によって細かな微調整が必要なのです。
一般の日常生活で使う車椅子は、ブレーキの為のストッパーが付いていて、乗り降りする時に車椅子が動かないように出来ています。しかし、競技用だとそのストッパーが付いていないので、乗り降りする時に車椅子が動いちゃうので注意が必要です。そして、競技用はとても動きやすいように、車輪がハの字になっていてクルクルと回転しやすいように出来ています。
また、競技種目によっても車いすの構造が、全然違って来ます。だから選ぶ際は、とても慎重になり値段も高価だけにメーカーさんとのコミュニケーションが大切になって来るようです。まして、私の場合は、これからプレーヤーを目指す訳ではないので、指導者として如何に車いす競技を理解し、日常でも車椅子が必要になるかもしれないので、選択肢として考えているのが競技用としても日常でも使える車いすなのです。
それが Miki の2 - Step という車いすダンス専用を現在検討しています。これにブレーキ用のストッパーを付けると、競技用でも日常でも、どちらでも使えると言う訳です。一般の車椅子は、車に積み込む際に折り畳むことが出来ますが、競技用は固定式なので折り畳むことは出来ず車輪を外して、自分の車に積み込むカタチになります。
以上のように「たかが車いす、されど車いす」なのです。
P.S. きょうもセンターへトレーニングに行き、私のギコチナイ「おはようございます。」と「またお会いしましょう。さようなら。」の手話が、利用者さんのあるご夫婦に通じたのです。奥様の方が笑顔で、どこで覚えたのぉと言われ、めちゃくちゃ、嬉しかった。!!