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★検証!「原発」!(13)知られていない原発の恐怖(B)六ヶ所村の戦慄!

2011年08月25日 | 政治
 =六ヶ所村の戦慄!=
プルトニウム(ウランの数十万倍の毒性)を作り出す工場!      

六ヶ所村再処理工場は日本原燃が所有し、日本中で使われた使用済み核燃料からウランとプルトニウムを取り出す再処理工場です。
                          
当初試運転の終了は2009年2月と予定していました。しかし、相次ぐトラブルのため終了は2010年10月まで延期されることが発表され、2010年9月になってから、さらに完成まで2年延期されることが発表されました。完成までの延期はこれまでに18回にも及びます。

延期のため、当初の建設費用は7600億円だったものが、2011年2月現在で2兆1930億円と膨らんでいます。しかし危険すぎる為に、今なお再会の見通しが立っていません。プルトニウムは「原爆」の材料として直ちに活用できるものです。
                

=国内最大の危険プラント=
    
既に3000トンの使用済み核燃料(原発100年分)と   仏から返還された(プルトニウム)が貯蔵されている!      

日本では毎日原発から排出される使用済み核燃料を引きくれてくれる自冶体は(最終処分場)現在に至っても未だに決まっておらず、とりあえず、各原発の敷地内と六ヶ所村に集結されています。                                          
これまで日本では毎年広島型原発5万発分にあたる核廃棄物を生み出し続け、六ヶ所村は一年に800トンもの使用済み核燃料を引き受けてきて、3000トンにもなり、既に貯蔵庫が満杯の状況になっています。このまま最終処理場にされるとも言われています。                                                           

こうした高、低濃度の放射性物質は(たとえばプルトニウム239の半減期は2万4000年、完全になくなるまで24万年)永遠に強い毒性を発し続けるために、永遠に管理し続けなくてはなりません。確かな管理方法は未だに未解決です。                                                                          

再処理はもともと核兵器の材料としてプルトニウムを取り出すことを目的として開発された軍事技術です。再処理工場が本格操業されるとなると、その危険性は群を抜くことになります。環境に放出される放射能の量も桁違いに多く、原子力発電所が一年で放出する放射能をたったの一日で出してしまうと言われています。              
   




 =軟弱地層(沼地)の上に=         
耐震性の一番低い核施設の下に「活断層」がある!!  <活断層カッター>、衣笠善博の評価でつくられた!        
活断層カッターと異名をとる衣笠善博の超甘の活断層評価のために、下北半島にある六ヶ所再処理工場も大間原発(建設中)も東通原発も耐震基準は全国最低(450ガル)に設定されました。しかし下北半島の地層は軟弱で、大きな大陸棚外縁断層が確認されています。                                                                                                         

六ヶ所村再処理工場はトラブル続きで、高レベルの放射性廃液も溜まっています。  もし福島のような事故でこうした高レベル放射性物質が大気中に放射性物質が放出されれば今度は日本全土が終わることになります。

                                                                             
衣笠善博
東工大教授、電力会社の顧問と原発審査安全委員を兼任して、国の安全基準(耐震設計審査基準)を骨抜きにして、活断層など意図的に「過小評価」し、数多くの原発を建て続けてきた。悪魔に魂を売り渡した御用学者の代表格。電力会社は「衣笠詣で」を行っていたそうです。
                                                            
                       
    
                          




                                                                                                   

気体で大気中に放出する放射性物質(青森県による見積もり)
放射性元素名 推定年間放出量



ベクレル/年
半減期 生物濃縮
クリプトン85 (Kr-85) 33京[7] 10.7年 無し
トリチウム (H-3) 1900兆 12.3年 無し
炭素14 (C-14) 52兆 5730年 無し
ヨウ素129 (I-129) 110億 約1570万年 有り
ヨウ素131 (I-131) 170億 8日 考慮不要
ルテニウム106 (Ru-106) 410億 374日
ロジウム106 (Rh-106) 410億 29秒
セシウム137 (Cs-137) 11億 30年
バリウム137m (Ba-137m) 10億 2.55分
ストロンチウム90 (Sr-90) 7.6億 28.8年
イットリウム90 (Y-90) 7.6億 2.7日
プルトニウム240 (Pu-240) (α線核種) 2.9億 6500年
その他の核種 (α線核種) 4000万
その他の核種 (非α線核種) 94億


液体で太平洋に放流する放射性物質[8]
放射性元素名 推定年間放出量



ベクレル/年
半減期 生物濃縮
トリチウム (H-3) 1京8千兆 12.3年 無し
ヨウ素129 (I-129) 430億 1570万年 有り
ヨウ素131 (I-131) 1700億 8日 考慮不要
ルテニウム106 (Ru-106) 240億 374日
ロジウム106 (Rh-106) 240億 29秒
プルトニウム241 (Pu-241) 800億 14.29年
セシウム137 (Cs-137) 160億 30年
バリウム137m (Ba-137m) 160億 2.55分
ストロンチウム90 (Sr-90) 120億 28.8年
イットリウム90 (Y-90) 120億 2.7日
セシウム134 (Cs-134) 82億 2年
セリウム144 (Ce-144) 49億 285日
プラセオジム144 (Pr-144) 49億 17分
コバルト60 (Co-60) 41億 5.3年
ユウロピウム154 (Eu-154) 14億 8.6年
プルトニウム240 (Pu-240) (α線核種) 30億 6500年
キュリウム244 (Cm-244) (α線核種) 3.9億 18年
アメリシウム241 (Am-241) (α線核種) 1.4億 432年
その他の核種 (α線核種) 4億
その他の核種 (非α線核種) 320億


  

元気一番!!