法律の周辺

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TBSの買収防衛策について

2005-10-25 07:22:47 | Weblog
TBS株:諸井委員長,楽天の行為は「敵対的買収」 毎日新聞

楽天社長,TBSの買収防衛策発動をけん制・株主訴訟も

 TBSの企業価値評価特別委員会は,役員会から諮問を受け,買収防衛策の発動が必要かを判断し,役員会に勧告する役割を担う。企業価値研究会が取りまとめた報告書でいう「独立社外チェック型」の一類型。
TBSは,新株予約権の行使を中心とした買収防衛策を整備しているということで,件の研究会が提示する「買収防衛策の平時の導入」という要件は外形的には充たしているようだ。
ただ,現在のところ,楽天の株式保有比率は防衛策発動の客観的条件に達していない模様。

諸井委員長は,当初,楽天の提案を評価しているように報じられたと思ったが,そうではなさそう。「誰が見ても敵対的買収」と述べられたようだが,本記事からは理由は明らかではない。

第三者機関も御用委員会に堕した場合は無意味な存在。いや,むしろ弊害の方が大きい。利害関係の有無など,人選の透明性も求められる。

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