asahi.com 迷惑メール54億通 容疑の「出会い系」社長ら逮捕
アドレス,ヘッダー等の送信者情報を偽装した疑いのよう(特定電子メール法第6条参照)。法定刑は,一年以下の懲役又は百万円以下の罰金(同第32条)。
嘘か真か,名簿業者から購入したとされるアドレスを約230億件保管していたとか。怖い話しである。
財団法人日本データ通信協会 迷惑メール相談センター
「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」の関連条文
(目的)
第一条 この法律は,一時に多数の者に対してされる特定電子メールの送信等による電子メールの送受信上の支障を防止する必要性が生じていることにかんがみ,特定電子メールの送信の適正化のための措置等を定めることにより,電子メールの利用についての良好な環境の整備を図り,もって高度情報通信社会の健全な発展に寄与することを目的とする。
(定義)
第二条 この法律において,次の各号に掲げる用語の意義は,当該各号に定めるところによる。
一 電子メール 特定の者に対し通信文その他の情報をその使用する通信端末機器(入出力装置を含む。次条において同じ。)の映像面に表示されるようにすることにより伝達するための電気通信(電気通信事業法(昭和五十九年法律第八十六号)第二条第一号に規定する電気通信をいう。)であって,総務省令で定める通信方式を用いるものをいう。
二 特定電子メール 次に掲げる者以外の者に対し,電子メールの送信をする者(営利を目的とする団体及び営業を営む場合における個人に限る。以下「送信者」という。)が自己又は他人の営業につき広告又は宣伝を行うための手段として送信をする電子メールをいう。
イ あらかじめ,その送信をするように求める旨又は送信をすることに同意する旨をその送信者に対し通知した者(当該通知の後,その送信をしないように求める旨を当該送信者に対し通知した者を除く。)
ロ その広告又は宣伝に係る営業を営む者と取引関係にある者
ハ その他政令で定める者
三 電子メールアドレス 電子メールの利用者を識別するための文字,番号,記号その他の符号をいう。
四 架空電子メールアドレス 次のいずれにも該当する電子メールアドレスをいう。
イ 多数の電子メールアドレスを自動的に作成する機能を有するプログラム(電子計算機に対する指令であって,一の結果を得ることができるように組み合わされたものをいう。)を用いて作成したものであること。
ロ 現に電子メールアドレスとして利用する者がないものであること。
五 電子メール通信役務 電子メールに係る電気通信事業法第二条第三号に規定する電気通信役務をいう。
(表示義務)
第三条 送信者は,特定電子メールの送信に当たっては,総務省令で定めるところにより,その受信をする者が使用する通信端末機器の映像面に次の事項が正しく表示されるようにしなければならない。
一 特定電子メールである旨
二 当該送信者の氏名又は名称及び住所
三 次条の通知を受けるための当該送信者の電子メールアドレス
四 その他総務省令で定める事項
(拒否者に対する送信の禁止)
第四条 送信者は,その送信をした特定電子メールの受信をした者であって,総務省令で定めるところにより特定電子メールの送信をしないように求める旨(一定の事項に係る特定電子メールの送信をしないように求める場合にあっては,その旨)を当該送信者に対して通知したものに対し,これに反して,特定電子メールの送信をしてはならない。
(架空電子メールアドレスによる送信の禁止)
第五条 送信者は,自己又は他人の営業のために多数の電子メールの送信をする目的で,架空電子メールアドレスをそのあて先とする電子メールの送信をしてはならない。
(送信者情報を偽った送信の禁止)
第六条 送信者は,自己又は他人の営業につき広告又は宣伝を行うための手段として,電子メールの送受信のために用いられる情報のうち送信者に関するものであって次に掲げるもの(以下「送信者情報」という。)を偽って電子メールの送信をしてはならない。
一 当該電子メールの送信に用いた電子メールアドレス
二 当該電子メールの送信に用いた電気通信設備(電気通信事業法第二条第二号に規定する電気通信設備をいう。)を識別するための文字,番号,記号その他の符号
(措置命令)
第七条 総務大臣は,送信者が一時に多数の者に対してする特定電子メールの送信その他の電子メールの送信につき,第三条若しくは第四条の規定を遵守していないと認める場合又は架空電子メールアドレスをそのあて先とする電子メール若しくは送信者情報を偽った電子メールの送信をしたと認める場合において,電子メールの送受信上の支障を防止するため必要があると認めるときは,当該送信者に対し,電子メールの送信の方法の改善に関し必要な措置をとるべきことを命ずることができる。
(総務大臣に対する申出)
第八条 特定電子メール又は送信者情報を偽った電子メールの受信をした者は,第三条,第四条又は第六条の規定に違反して電子メールの送信がされたと認めるときは,総務大臣に対し,適当な措置をとるべきことを申し出ることができる。
2 電子メール通信役務を提供する者は,第五条の規定に違反して架空電子メールアドレスをそのあて先とする電子メールの送信がされたと認めるときは,総務大臣に対し,適当な措置をとるべきことを申し出ることができる。
3 総務大臣は,前二項の規定による申出があったときは,必要な調査を行い,その結果に基づき必要があると認めるときは,この法律に基づく措置その他適当な措置をとらなければならない。
(苦情等の処理)
第九条 特定電子メールの送信者は,その特定電子メールの送信についての苦情,問合せ等については,誠意をもって,これを処理しなければならない。
第三十二条 次の各号のいずれかに該当する者は,一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
一 第六条の規定に違反した者
二 第七条の規定による命令に違反した者
第三十四条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人,使用人その他の従業者が,その法人又は人の業務に関し,前三条の違反行為をしたときは,行為者を罰するほか,その法人又は人に対しても,各本条の罰金刑を科する。
アドレス,ヘッダー等の送信者情報を偽装した疑いのよう(特定電子メール法第6条参照)。法定刑は,一年以下の懲役又は百万円以下の罰金(同第32条)。
嘘か真か,名簿業者から購入したとされるアドレスを約230億件保管していたとか。怖い話しである。
財団法人日本データ通信協会 迷惑メール相談センター
「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」の関連条文
(目的)
第一条 この法律は,一時に多数の者に対してされる特定電子メールの送信等による電子メールの送受信上の支障を防止する必要性が生じていることにかんがみ,特定電子メールの送信の適正化のための措置等を定めることにより,電子メールの利用についての良好な環境の整備を図り,もって高度情報通信社会の健全な発展に寄与することを目的とする。
(定義)
第二条 この法律において,次の各号に掲げる用語の意義は,当該各号に定めるところによる。
一 電子メール 特定の者に対し通信文その他の情報をその使用する通信端末機器(入出力装置を含む。次条において同じ。)の映像面に表示されるようにすることにより伝達するための電気通信(電気通信事業法(昭和五十九年法律第八十六号)第二条第一号に規定する電気通信をいう。)であって,総務省令で定める通信方式を用いるものをいう。
二 特定電子メール 次に掲げる者以外の者に対し,電子メールの送信をする者(営利を目的とする団体及び営業を営む場合における個人に限る。以下「送信者」という。)が自己又は他人の営業につき広告又は宣伝を行うための手段として送信をする電子メールをいう。
イ あらかじめ,その送信をするように求める旨又は送信をすることに同意する旨をその送信者に対し通知した者(当該通知の後,その送信をしないように求める旨を当該送信者に対し通知した者を除く。)
ロ その広告又は宣伝に係る営業を営む者と取引関係にある者
ハ その他政令で定める者
三 電子メールアドレス 電子メールの利用者を識別するための文字,番号,記号その他の符号をいう。
四 架空電子メールアドレス 次のいずれにも該当する電子メールアドレスをいう。
イ 多数の電子メールアドレスを自動的に作成する機能を有するプログラム(電子計算機に対する指令であって,一の結果を得ることができるように組み合わされたものをいう。)を用いて作成したものであること。
ロ 現に電子メールアドレスとして利用する者がないものであること。
五 電子メール通信役務 電子メールに係る電気通信事業法第二条第三号に規定する電気通信役務をいう。
(表示義務)
第三条 送信者は,特定電子メールの送信に当たっては,総務省令で定めるところにより,その受信をする者が使用する通信端末機器の映像面に次の事項が正しく表示されるようにしなければならない。
一 特定電子メールである旨
二 当該送信者の氏名又は名称及び住所
三 次条の通知を受けるための当該送信者の電子メールアドレス
四 その他総務省令で定める事項
(拒否者に対する送信の禁止)
第四条 送信者は,その送信をした特定電子メールの受信をした者であって,総務省令で定めるところにより特定電子メールの送信をしないように求める旨(一定の事項に係る特定電子メールの送信をしないように求める場合にあっては,その旨)を当該送信者に対して通知したものに対し,これに反して,特定電子メールの送信をしてはならない。
(架空電子メールアドレスによる送信の禁止)
第五条 送信者は,自己又は他人の営業のために多数の電子メールの送信をする目的で,架空電子メールアドレスをそのあて先とする電子メールの送信をしてはならない。
(送信者情報を偽った送信の禁止)
第六条 送信者は,自己又は他人の営業につき広告又は宣伝を行うための手段として,電子メールの送受信のために用いられる情報のうち送信者に関するものであって次に掲げるもの(以下「送信者情報」という。)を偽って電子メールの送信をしてはならない。
一 当該電子メールの送信に用いた電子メールアドレス
二 当該電子メールの送信に用いた電気通信設備(電気通信事業法第二条第二号に規定する電気通信設備をいう。)を識別するための文字,番号,記号その他の符号
(措置命令)
第七条 総務大臣は,送信者が一時に多数の者に対してする特定電子メールの送信その他の電子メールの送信につき,第三条若しくは第四条の規定を遵守していないと認める場合又は架空電子メールアドレスをそのあて先とする電子メール若しくは送信者情報を偽った電子メールの送信をしたと認める場合において,電子メールの送受信上の支障を防止するため必要があると認めるときは,当該送信者に対し,電子メールの送信の方法の改善に関し必要な措置をとるべきことを命ずることができる。
(総務大臣に対する申出)
第八条 特定電子メール又は送信者情報を偽った電子メールの受信をした者は,第三条,第四条又は第六条の規定に違反して電子メールの送信がされたと認めるときは,総務大臣に対し,適当な措置をとるべきことを申し出ることができる。
2 電子メール通信役務を提供する者は,第五条の規定に違反して架空電子メールアドレスをそのあて先とする電子メールの送信がされたと認めるときは,総務大臣に対し,適当な措置をとるべきことを申し出ることができる。
3 総務大臣は,前二項の規定による申出があったときは,必要な調査を行い,その結果に基づき必要があると認めるときは,この法律に基づく措置その他適当な措置をとらなければならない。
(苦情等の処理)
第九条 特定電子メールの送信者は,その特定電子メールの送信についての苦情,問合せ等については,誠意をもって,これを処理しなければならない。
第三十二条 次の各号のいずれかに該当する者は,一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
一 第六条の規定に違反した者
二 第七条の規定による命令に違反した者
第三十四条 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人,使用人その他の従業者が,その法人又は人の業務に関し,前三条の違反行為をしたときは,行為者を罰するほか,その法人又は人に対しても,各本条の罰金刑を科する。