中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

ユーチューブの「怖い絵」

2011年05月17日 | 朝日ベルばらkidsぷらざ
 朝日新聞ブログ「ベルばらkidsぷらざ」で連載中の「世界史レッスン<映画篇>」第62回の今日は、「恋仇を蹴落とすには」⇒ http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2011/05/post-2536.html#more
 切ない恋愛映画「エイジ・オブ・イノセンス」について書きました。

 この映画については、文春文庫「恐怖と愛の映画102」の中の「乗り物」の章でも取り上げましたので、お読みくださいね。馬車の中で、相手の手袋を脱がすシーンのエロティックだったこと!

 原作もすばらしいのですが、映画化にあたってよくぞここまでぴったりの俳優を、と感心するほど三者三様のなりきりぶり! まず原作ありきで、そこへふさわしい俳優を当てはめていったのがわかります。それに比べて(つい愚痴りたくもなるのですが)、「大奥」はひどかった…。

 あんなに面白い漫画なのに、そして主人公は「美丈夫」であることが絶対条件なのに、どうしてああいうキャスティングになるのかなあ。人気アイドルらしいのですが、およそ原作の主人公とは正反対。

 まず俳優ありきなら、それはそれで良しとして、脚本の設定を変えねば違和感ありまくりでしょう。『サロメ』でヨカナーン役に黒人を起用し、セリフだけは「ヨカナーン、おまえの肌は山の雪より白い」をそのまま使ったので、目が点になったのを思い出しました。

 それはさておき、ユーチューブで「ハプスブルク家12の物語」が見られることを前にお知らせしましたが、「怖い絵」も見られるとは知りませんでした(なにしろわたしのパソコンは音声が出ないように設定してあるので)。

 と言っても、どちらも2年前のNHKBS「ブックレビュー」に出演したときのものを、二つに分けただけのようです。この時はまだ「ブルボン王朝12の物語」を書く前だったので、その話をしたのを思い出します。お時間あったら覗いてみてくださいね!
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=3e4N7-9aR0I


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歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)

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5 コメント

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ミスキャスト (真奈美)
2011-05-18 16:55:43
 『エイジ~』に関して、ほかの女を思ってる男と結婚して幸せか?の疑問、私はオペラ『アイーダ』についてそれを思わずにいられません。マンガ版でしか知りませんけど。

 『大奥』の映画については、これはネットで見ただけなので信憑性は怪しいですが、配役が決まったときに原作者は、水野は一回だけのキャラなので原作通りでなくていい、と申し入れたそうです。--やはり違うと思ったということですね。そして(私は見てないのですが、これまたネットでの評判だと)せっかくの提案も無にされたのですね。
 数年前に、少女マンガ原作のラブコメで主演したときも、ほんとはビンボーなのに勝手にお坊ちゃまだと誤解されている美少年という設定に合ってませんでした。
 同じ年の大河『風林火山』で、絶世の美女のはずのヒロインが美しくなくて・・・。(あの柴本幸という女優、ローラ・モンテスにぴったりだと思います) 選んだ側の責任を問いたい!
Unknown (真奈美さん(kyoko))
2011-05-19 22:16:06
 最初からファンを当てこんでの映画にするつもりだったのでしょうね。このごろそういう邦画が多くて悲しくなります。脇役はけっこう良かったので、実に実に惜しい出来になっていました。映画を見終えてから口直しにまた漫画を見直してしまいました。
『テルミン』を観ました。 (魔哭)
2011-05-21 22:43:44
ご無沙汰しております。今日、『恐怖と愛の映画102』でも取り上げられている『テルミン』を鑑賞致しました。波乱万丈な半生を送って来たレフ・テルミン博士と共に激動の時代を切り抜け、今なお変わらぬ音色を奏で続けるテルミン…。まるで風のような、不思議で透明感のある音でした。
尾張の一藩主 (織田信長)
2011-05-22 00:12:22
藩ってなんだっけ?
Unknown (魔哭さんへ(kyoko))
2011-05-24 09:38:12
「テルミン」、なかなかレンタルがないと聞きましたが、見られてよかったです♪
 ソ連時代の怖ろしい話でしたね。。。あのサウンドがまた独特で。そういえば最近のホラー映画にはあまり使われていないかも。

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