中野京子の「花つむひとの部屋」

本と映画と音楽と。絵画の中の歴史と。

新刊「印象派で「近代」を読む」は明日発売♪

2011年06月07日 | 
 最新刊「印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~」(NHK新書)が、明日、書店に並びます♪

印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)
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 これは去年、ドガ「エトワール」が日本に初来日したとき、横浜美術館でおこなった講演をもとに書き下ろしたものです。

 この時の講演は幸いにも好評で、終了後2社さんから書籍化を、とオファーがあったのです。美術館サイドがDVDを撮ってくださっていたので、それをおこせば一冊になるかと思っていたら、そんなに楽なものではなく、けっきょくかなり書き加え、絵も前著「怖い絵で人間を読む」と同じくらい多数掲載しました。

 今年はわたしにとっての印象派イヤーなのかな?
 お正月には韓国のテレビに出て、やはり「エトワール」のお話をしました(「怖い絵」の韓国語訳が出ている関係でお話がきました♪)。「芸術新潮6月号」ではワシントン・ナショナルギャラリー展の印象派解説の仕事をしたばかり。そして本作です。

 実は絵の好みでいえば、わたしは意味や物語の詰まったオールドマスターに傾いていました。ルーベンスやブリューゲルなどはオペラ、印象派はポップスという感じかな。でももちろんそれぞれの良さや魅力があって、比べられるものではないのかもしれませんが。

 どの美術館でも、いつもならサッとまわるだけだった印象派。今回ほどじっくり見た経験は初めてでした。モネってすごくいいんだなあ、と改めて思いました。すると意外にも、「芸新」の担当編集者さんもNHK出版の編集者さんも、同時に「モネはいいですね!」

 というわけで、これは全くの偶然で、「芸新」の表紙と新書の帯が、同じモネの「日傘の女性」になってしまいました!帯の絵はもちろんわたしと編集者さんで選んだのですが、「芸新」の表紙は出るまで知らず、ほんとに驚いてしまいました。

 でもこの作品はほんとに涼やかですよ~ ナショナルギャラリー展に出品されますので、ぜひ本物を味わってくださいね!



☆『中野京子と読み解く 名画の謎 ギリシャ神話篇』(文藝春秋) 2刷になりました♪

 中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇
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文春「本の話」から、「自著を語る」(「謎が解けたら、絵画は最高のエンターテインメントになる」)はこちら

http://www.bunshun.co.jp/jicho/1104nakano/index.htm


☆「残酷な王と悲しみの王妃」(集英社) 2刷中。
 レンザブローで本書についてインタビューが載っています。お読みくださいね!⇒ http://renzaburo.jp/(「特設サイト」をクリックしてください)

残酷な王と悲しみの王妃

 
☆「『怖い絵』で人間を読む 」(NHK出版生活人新書) 7刷中。

「怖い絵」で人間を読む (生活人新書)

☆「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」(光文社新書)
14刷中。NHKBSに出演番組がユーチュブで見られます♪⇒ http://www.youtube.com/watch?v=SX6wndSD6fA

名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)


☆光文社新書「名画で読み解く ブルボン王朝12の物語」3刷中。

名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語 (光文社新書 463) 


☆「怖い絵」16刷中。

怖い絵

☆「怖い絵2」、9刷中。

怖い絵2

☆「怖い絵3」 6刷中。

怖い絵3


☆「危険な世界史」(角川書店) 5刷中。
危険な世界史


「おとなのためのオペラ入門」(講談社+α文庫)
おとなのための「オペラ」入門 (講談社プラスアルファ文庫)

☆「恐怖と愛の映画102」(文春文庫)
 
 恐怖と愛の映画102 (文春文庫)

☆「歴史が語る 恋の嵐」(角川文庫)。「恋に死す」の文庫化版です。

歴史が語る 恋の嵐 (角川文庫)

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11 コメント

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楽しみです♪ (ヴィオ☆)
2011-06-07 14:48:57
”印象派で「近代」を読む ~光のモネからゴッホの闇へ~”
大変ですっ、一刻も早く本屋さんに予約せねばっ!!

中野先生、大変遅ればせながら私は今、
「名画の謎 ギリシャ神話編」
を拝読中です・・!
もー・・!!!
止まらないです、本当に興味深く、そして時に含み笑いなぞしつつ、とっても楽しく拝読させて頂いております・・!
楽しくて楽しくて・・♪
図版もとても美しく、読んで鑑賞して、倍、楽しませて頂いております♪

そしてですね・・!
私は間もなく4歳の”怪獣”を育児中なのですが・・(^_^;)
以前、先生が、
「かいじゅうたちのいるところ」
なる絵本を薦めて下さったのです♪が・・
これを愚息、とってもとっても気に入りまして・・♪
何回ともなく、読み聞かせています・・!
私も大好きになりました!

重ね重ね、ありがとうございました・・!

先生には楽しみを沢山、頂いています・・!
Unknown (山岸浅葱)
2011-06-07 23:35:00
明日ですね☆
楽しみにしています♪♪♪
Unknown (ザンス)
2011-06-09 22:52:21
読みました!面白かった・・。

マルモッタン美術館の「印象ー日の出」の絵は確か一度盗まれたことがありましたね・・。そのあと、無事に戻ってきたんですね・・。 大抵の印象派の絵画はオルセー美術館にあるので、この本を読み込んでからオルセーに出かけると効率いいかも・・ですね。

ま、本にも書いてあるような事情で、アメリカに行かないと見られない絵もあるわけですが・・。

フランス第二帝政の「風俗」というか光と影を反映しているわけですね・・。
印象派・・・ (トクちゃん)
2011-06-10 11:43:54
新刊とあわせて、芸術新潮6月号読みました。
印象派・・・光きらきらのイメージがあるのですが、京子さんの解説でまた違った見方が楽しめそうです。
秋には京都でワシントン・ナショナルギャラリーの展覧会もあるので楽しみです。密かに講演会を期待しております・・・♪
本屋ではオール読物6月号「絵画で読み解く聖書」のウィリアムブレイクの絵が気になって、毎回開いて見てしまします。
印象派 (ひでかず)
2011-06-10 23:48:37
『印象派で近代を読む』拝読しました.昨年11月の講演を基にした書き下ろしとのこと.チューブ入り絵具のこととか,おぼえているところもありましたけど,よりくわしい記述になっているようですね.最終の「第8章」での「アメリカの聖遺物探し」という小見出しにはまったくおそれいりました,というほかありません.ものごとの本質をズバリつかんだ,おそろしいほど的確な表現です.
ところで,『芸術新潮』は買おうかどうか,まよっています.正直,印象派はあまり好きではないので.なお,『サライ 7月号』にもご寄稿がある由.こちらは買うつもりです.
Unknown (みなさま(kyoko))
2011-06-11 10:40:42
ヴィオ☆さん
 息子ちゃんが「かいじゅうたちのいるところ」をお気に入りと聞き、すごく嬉しいです。あの絵本は画面をはみださんばかりに、少年と怪獣たちが歓びを発散していて、何度読んでも幸せになりますよね!!

山岸浅葱さん
 正式な書店入荷日は10日だったみたいです。8日は主要都市のみだそうです。ちょっと早まってお知らせしてしまいましたが、土・日には間違いなく全国に出回っているはずです。

ザンスさん
 さっそく読んでいただき、ありがとうございました♪
 ブレイクは相変わらず、変な絵だなあと思いつつ、妙な魅力がありますよね。「オール」の今月号はブリューゲルの「バベルの塔」☆

ひでかずさん
 90分の講演会だと、一冊の分量にはならないので、いろんなことを付け足しました。印象派というより「印象派の時代」とアメリカとの関係に、自分としては興味を惹かれたわけです。「聖遺物探し」ーーお褒めの言葉、ありがとうございます♪

Unknown (うさこママ)
2011-06-11 10:49:56
「印象派で<近代>を読む」、入手しました。あの講演は(あの講演「も」ですが)、内容が濃くて楽しく、視野が広がりましたが、更に発展して1冊の本になり、大変うれしいです。全ての絵がカラーでないのは残念ですが、列車や自動車、チューブ絵の具など科学技術の進歩が印象派に与えた影響も復習できて、アメリカとの関係も鮮明になりました。
今度の旅はニースからパリへTGVで北上、かつて長い船旅の末、マルセイユに上陸、鉄道でパリに上った日本人、又、パリから光あふれる憧れの地中海に向かったフランス人の逆ルートを体感しました。地中海沿いから岩山の続く内陸、牛や羊が点在する平野へ、と短時間ながらフランス国土を感じ、目は外の景色に釘付けでした。今回はバスや列車にも乗り、乗車時間は風土を実感する度合いに比例し、乗り物の楽しさを満喫しました。
Unknown (うさこママさんへ(kyoko))
2011-06-14 10:14:47
 「歌は世につれ」と言いますが、絵画も世につれだということが、印象派ほど明快にわかる潮流はないなと、本を書いて改めて思いました。
 
読書同好会(名前検討中 (村石太マン)
2011-06-18 19:37:41
怖い絵 という本 見たくなりました。
最高です〓 (サラ)
2011-06-30 18:06:49
中野先生のシリーズは『怖い絵』から知り、すっかりはまりました!
実は恥ずかしながら私は本嫌いで本を読み込む事を一度もしたことがありませんでした
ですが今では中野先生の文体に夢中になり何回も読み返して覚えてしまうくらいです『怖い絵』はもちろん中野先生著書の本はほとんど揃えてしまいました!(今はツヴァイクのマリーアントワネットを注文中です)
今回の印象派は去年来日したドガ展にいき予習済みなのでまた新しい感想が持てそうです

知的好奇心を持つ楽しみを知れた事に感謝です!

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