神奈川・藤沢のベビーマッサージ教室~和 Nagomi~

2021年10月31 日(日)をもちまして教室を閉鎖致しました。永らくのご愛顧ありがとうございました。

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教室閉鎖のお知らせ
2021年10月31 日(日)をもちまして教室を閉鎖致しました。永らくのご愛顧ありがとうございました。

抱きぐせなんてコワくない

2009年09月28日 | ベビーマッサージ
以前の日記で「スキンシップを大切にしたい」と書きました。

一番分かりやすいスキンシップはやはり「抱っこ」でしょうか。
我が家の娘も3歳になった今でも【抱っこ星人】です
自分の体力と気持ちに余裕がある時は抱っこした時にキュッと体を寄せる感じとか、
小さな手を私の首に回して必死につかまってる感じなんかが可愛いんですが、
そこはもう14kg近い一人の人間。

時間が経ってくると重いやら暑いやら・・・
「もう~いい加減歩いてよ!」なんて一言も言いたくなっちゃいます。
それで無理矢理下ろすと大泣きされて更にイライラ。
まだまだ私も人間できてません

さて、自分の母親世代や、祖母世代に「抱き癖がつくよ」って言われた事がありますか?
私は言われた事はないんですが(多分たまたまですが)結構こういう話は聞きます。
今のママ世代とは全く違いますよね~。
今は赤ちゃんの要求に応えてあげよう、という育児が主流。
「~つ」がつくまでは抱っこしてあげよう、なんて育児論?も聞きます。
つまりは9つくらいまでは子どもが望めば抱っこしたり膝の上に置いてあげて安心させましょうって事なんですよね。

最近ベビーマッサージがよく行われているのもこの流れに似ています。
そもそもベビーマッサージは最近の流行物でも何でもなく、古来世界中で行われてきた事なのです。
常に赤ちゃんは優しく抱っこされ愛撫されてきました。
しかし、19世紀末にヨーロッパで産業革命が起き、経済発展のために女性の労働力が求められました。
そのため育児の効率化が計られて親の都合に子どもを合わせる育児法が生まれました。

この時に提唱された育児法は「抱かない、触れない育児法」といいますが、
必要な時以外は赤ちゃんに触れない、泣いても抱き上げない(抱きぐせがつく)
など、親が子どもの支配下におかれるべきでなく、早く独立心や自立心をもたせようとするものでした。

日本の場合はどうかと言うと。
日本にもベビーマッサージのような「小児按摩」が存在していました。
文明開化を迎えても「抱く」「さする」「母乳をあげる」という習慣は残っていたものの、
第二次世界大戦後に欧米の「抱かない、触れない育児法」が流入してしまい、それまでの習慣が否定されてしまいました。
これが自分達の母親、祖母世代の「抱き癖がつくよ」発言につながっているんでしょうね。。。

しかし、近年、通常では欧米より未発達だと考えらえている発展途上国の赤ちゃんが、
欧米の赤ちゃんより発達が早いというデータが出たのです。
その国の赤ちゃんは誕生直後から4歳までマッサージを受けていたのです。

そのため今までの親都合の育児を見直し、本来の「赤ちゃんの要求に基づいた方法」に立ち戻ろうとしています。
心の結びつきは対話や話し合いという理性的なものではなく、
本能的なところから生まれるものだという事が認識されてきたのです。
つまり子どもが心身ともに知的で健やかに成長するためには、皮膚刺激が重要な役割を果たすことが分かってきたのです。

このように、今や抱っこやマッサージなどのスキンシップは親子の間になくてはならないものになっています。
「抱きぐせがつくよ」なんて言われても気にしないで思いっきり抱っこ、スキンシップしましょう

私もイライラせずに育児ができるよう頑張ります!(まだまだ修行中・・・)

(参考:RTAロイヤルベビーマッサージ講座テキスト)



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RTA認定セラピスト
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