~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第五、 彼岸に至る道の章
4、学生プンナカの質問
1046、師は答えた、
「プンナカよ。かれは希望し、称賛し、熱望して、献供する。
利益を得ることに縁(よ)って欲望を達成しようと望んでいるのである。
供犠に専念している者どもは、この世の生存を貪って止まない。
かれらは生や老衰をのり超えていない、とわたしは説く。」
1047、プンナカさんがいった、
「もしも供儀に専念している彼らが祭祀によって生と老衰とを
乗り超えた人は誰なのですか?
先生!あなたにお尋ねします。
それをわたしに説いてください。」
1048、師が答えた、
「プンナカよ。世の中でかれこれ(に状態)を究め明らめ、
世の中で何ものにも動揺することなく、安らぎに帰し、煙なく、
望むことのない人、
―――かれは生と老衰とを乗り超えた、
―――と、わたしは説く。」
~ 感謝・合掌 ~