浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2018-03-07 00:02:07 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


   第六章 人類滅亡を救う奇跡と癒しの秘密

  心の教えを正しく行うと証がついて回る

お釈迦様やイエス様の心身の癒しは反省を重ね、
自らの心を徹底して見つめるとともに、
太陽にも等しい神様の御心を行ないに現わしていく。
そうした善い原因の種を蒔いていった結果として、
神がいとし子である人間の肉体を使い、
多くの人々の心身を癒す無限なる力を授け給い、
いとし子たちは神様の愛と、その有り難さを身をもって知らされます。
これは私の体験をとおして知った、法と人間、神と人間の関係です。

自分の外界の現象ではありません。
神と人間との関係は自分の内なる事実として発見すべきものです。
ここに紹介するのはあくまで一個人の体験です。
真理は、たとえ悟りを得た宗教指導者の場合でも、
あくまで個人の体験によってのみ知りうるものであるという現界があり、
その人の実践を見る以外に誰かと分かち合うことも
証明することもできないはずです。
ところが、不思議な出来事というものを通すと、
私たちの心の奥底に秘められた神の力は物質化され、
目に触れる形に現わしていただけますから、
どのような否定論者であっても否定することはできません。
昔から奇瑞とか霊験譚とか、
所謂不思議な兆しやお陰話しの類はよくあります。

高度な法の話しや厳しい修業だけでは、
なかなか多くの人々を救うのは困難なために、
こうしたものの存在意識があります。
これらはみな神が人間の心を正しく導くための方便として使われるものです。
日夜起きている出来事もそういう性格のものです。
なぜこのような出来事が起こるのかについても、
真に人間の心が調和した際には、神の分け御霊、
分け命として生命を与えられている私たちに神の本源からの生命の光、
愛の光が障りなくそのまま流れてきて、
ふつうなら考えられもしない奇跡的な出来事が起きてくるという、
原因と結果の法則から理解することができると思います。
お釈迦様もイエス様もできる限り嘘をつかない、
言ったことは命をかけて守る言行一致の実践をされ、
不惜身命の努力をもって示し、
愛行を日々行じてくださったにちがいありません。

地球社会を理想の世界に立て替えるため、今の時期に生まれてきた私たちは
偉大な人類の大指導者であり、尊師であり、大先生である、聖者方の、
遠きにありても近き弟子として、その実践をとおして生きて行きたいと思います。
自らの行いが神の御心とズレていないか、少しの狂いも赦さぬように、
毎日毎瞬、己れを見つめ反省を欠かさないように努力していきたいものです。
これは私たちが自らに課せられた魂の修行でもあります。
そして、その結果、私たちは神様から愛され、信頼される人間として、
多くの人々の下僕となって生き抜くことです。
正しい法の教えの実践とともに、与えられた調和の役目を果たしていきたいと
思います。


             ~ 感謝・合掌 ~




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