ハナスキの散歩で見た花

みんなの花図鑑から移転して来ました。散歩道で出会う四季折々の花を撮っています。

トネアザミ(その2)

2019-11-01 01:27:57 | みんなの花図鑑
前回投稿のトネアザミは模範的な花姿ばかりでしたが
今回は少し形の変わった花を見ながら
この花の構造について見てみました。

紫色の筒状になっているのが雄蕊で、その先に付いている白いのが花粉です。
更にその先に突き出ている細いのが雌しべです。



アザミは大きな花に見えますが、いくつもの小さい花の集まりです。
蕾から管状の雄しべが伸び、その中には葯と雌しべの花柱が包まれています。
筒状になった葯を葯筒、このような構造の雄しべを集約雄ずいというそうです。



開花が始まると雄蕊が伸びてきて、外側から中心に向かって咲きます。
やがて、雄しべの先端から雌しべが顔をのぞかせ、伸長します。
アザミには、雄しべが花粉を出す雄性期と雌しべが受粉する雌性期があります。



濃い紫色の雄しべからはいつでも花粉が出ているわけではありません。
刺激を受けることによって花粉を出すようです。
蜜を求めて虫がやってきて花の上を動きまわると、白い花粉か噴き出します。



雌しべの花柱が伸びながら、雄しべの中の残った花粉を全て外に押し出します。
花柱には花粉がついても、柱頭が開いていないと受粉はしません。
花粉がなくなると雌しべは受粉体勢が整い、雌性期に入ります。



雌性期に入った花に虫が花粉をいっぱいつけてやってきます。
雌しべ先端の二つに割れた柱頭に、虫が運んできた他の花の花粉が付くと受粉します。
このようにして花粉を出す時期と受ける時期を分け自花受粉を防いでいます。


はっきり見えませんが雌蕊の柱頭が二つに割れ受粉可能な状態です。
コメント