私が帰郷したのは地震後約1か月経過したころでした。
実家は半壊の判定。屋根にはブルーシート、周りの家にも皆ブルーシートがかけられていました。
家の中の様子は写真で見せてもらったけど、各部屋の壁が落ちて あたり一面壁土や割れた食器やガラス片・・・足の踏み場もないほどでした。
私が帰郷したのはボランティアさんに片づけていただいた後だったので、すっきりと片付き、壁の下地の板がむき出しの状態でした。
本当にボランティアさんに感謝、感謝です。
私は部屋の隅に山積みになっていたいろんなものを、要るものと不要な物に分類して片づける作業にあたりましたが、ほとんど不要のものばかり・・・。
空き袋、包装紙、空き缶類だけでもすごい量でした・・・。
よくもこんなに溜め込んだものだ!
一人で作業していたので ぼやく相手もいなくて、ぶつぶつ独りごとを言いつつ作業・・・。
自分の家でも断捨離に努めよう と心に決めました。
農家なので居宅の他に農機具等を入れておく小屋があるのですが、それらも補修や取り壊しをしなくてはなりません。
墓地もこの状態。
折しも農繁期に向かう時期。
この状態で農作業に従事しているのは70代80代の人がほとんど。
農機具も壊れてしまって、今年は田植えを断念した農家も多いとか・・・。
阪神淡路大震災の時とは また違った問題が山積みです・・・。
(5月10日、11日撮影、続きます)