押し入れを片づけていたら 娘が 高校時代に書いた書がでてきた
もう二度と この時代には戻れない
思い出の作品として 表装をお願いすることにした
今日 それが届いたのだ
はやる気持ちで 掛緒に手をかけたが・・・・
娘の手で開けるのが よいだろうと 思いなおし 元に戻した
書道教室が 2時から始まるので 間もなく来るだろう
それまで それまで お・あ・ず・け
早く 来い来いと 首を長くして 娘が来るのを待った
「表装ができてきたのよ ちょっと 開けてみて!」
「へぇ~ そうなん あんまり時間がないんだけどなぁ~」
とにかく 自分の手で 開けてもらいたかったので
半強制的に 床の間に掛けてもらった
「高校時代に 書いたものだわ 萌黄色 ちょっと地味やね」
私が勝手な想いで 勝手に注文したんだけどねぇ~
あんまり 感激もしてくれなかったし 喜んでもくれなかった
肩透かしを 食らったような感じ
でも 私には 特別な想いがあるんだ !
子供の成長を 楽しむ余裕のなかった この時代
子供は子供で 精一杯 自分の道を生きていたのだ
その証でもあるのだ この書は!
そして 一つの作品として残したのは
少なからず 私の償いの気持ちが あったからなのかも
親バカなんだろうけど 床の間に飾るのがうれしいな
私のための 大切な作品だ