物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

センニンソウ

2015-10-25 06:00:00 | キンポウゲ科
ちょっと季節外れに成ってしまいましたが・・・

センニンソウ(仙人草)
<学名:Clematis terniflora DC.>
キンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属)
常緑つる性  多年草/半低木






日本全土の道ばたや林縁など、日当たりのよいところに生える蔓植物。



長く茎を伸ばし、節ごとに葉を対生する。
葉は五枚の小葉を持つ羽状複葉になるのが普通。
小葉は厚くてやや光沢があり、長さ3~7cmの卵形または卵円形で、
先端は小さく突出する。



ふつう鋸歯はないが、茎の下部の小葉は
2~3の切れ込みがある場合もある。
葉の表面に白い模様を出すこともある。

切れ込みが有り  しかも白斑のある葉

撮影日 2015.10.11: 群馬県

葉柄が他の植物の枝や葉に絡み付き、それによって植物体を固定する。
花期は8~9月。茎の先端付近の葉腋から円錐花序をだし、
白い花を多数つける。



花は直径2~3cmで、上向きに咲く。
4枚の倒披針形の花弁に見えるものは萼片で、本当の花弁はない。
雌しべは数個あり、花柱は細長い。



名前の由来は、種子につく白い長い毛の集まりを仙人のヒゲに
たとえたという説が一般的です。

毒草
であり、注意を要する。牛や馬は食べない。
全草が有毒で葉や茎の汁に触れると皮膚炎を起します。

誤って食べると胃腸炎や嘔吐などが起き、
多量に食べると生命の危険もあります。