はなねこ山 Ⅱ

山歩き里歩きと 野の花山の花

スミレが大好き ♪ 蝶や虫も
 
   

思い出の山・燕岳 から常念岳へ     2006.08.03-05

2009-01-19 | 7月、8月に歩いた山

 

0601   

   古いアルバムの中で

   セピア色になってしまった 一枚の写真

   そこには

   あの頃の私と、この山へ導いてくれた友人たちの

   光あふれる夏が 今も輝いています。

 

 山へ、そしてまた アルプスへ行くようになった頃から

 『 いつの日にか行ってみよう 』 と 思っていた燕岳へ、出かけてきました。

 

 

 

 

 穂高町のしゃくなげ荘に駐車し、バスで 中房温泉にある登山口 (1450m) へ移動

 北アルプス三大急登といわれる 合戦尾根を登っていきます。

 

 8月初旬の登山好適期ですから、登山者は当然多く

 第一、第二、第三ベンチと 富士見ベンチ、それぞれのポイントでは 多くの人たちが休憩していました。

 

 はるか昔の登山の様子など、全く思い出せないまま

 お花の写真を撮りながら、この日はなぜか好調に進み

  

0602     

  2375mの

    合戦小屋に到着しました。

   0603

 

 水で冷やされた 名物のスイカはとても美味しそう

 800円と 少々高くても 当然いただいて、そして 気分も新たに出発します。

 

0604 0605 0606

 カラマツソウ/イワカガミ/ムカゴトラノオ

 

 合戦小屋の手前で 左手に見えていた大天井岳は

 いつの間にか上がってきたガスに、姿を隠してしまいました。

 

 展望のない稜線を進んで、合戦沢の頭を過ぎると 

0607      

   燕山荘が見えてきました。

  0608

                                                  燕山荘

 

 あと少し・・・

 

0609 0610 0611

 チングルマ/アオノツガザクラ/コケモモ

 

 この付近になると、お花たちが次々に登場し

 写真を撮っているうちに どんどん追い越されてしまいます。

 

0612 0613 0614

  ウサギギク/ミヤマリンドウ/シナノキンバイ

 

 燕山荘の下から、テント場を見ながら 左手に回りこむと、突然、裏銀座の峰々が 姿を現しました。

 右側の燕岳は ガスをまとい、全容を見せてはくれません。

     0615

 

 昼前だというのに、大天井岳も槍ヶ岳も もうすっかり ガスの中でした。

 「お天気がいいし 時間も早いので、大天井岳まで行こう」 と いう夫に

 「今日はここに泊まりたい」 と お願いして、二度目の燕岳へ向かいます。

 

 嬉しいことに、進むにつれて 雲が流れ、青空が広がって

 山頂が見えてきました。

 

0616

    

    

    さらに進んで、山頂へ

   0617  

 

 東側や北側は すっかり雲におおわれ、安曇野も立山も見えませんが

 北燕岳へも、足を伸ばしてみることにしました。

 

 振り返ると、燕岳の山頂が見えています。

     0619

 

 ロープで仕切られた斜面には、コマクサが保護されていて

 可愛いピンクの花が ちょうど見頃でした。

    0618

 

 北燕岳への東側には お花畑が広がり

 

0620  

  0621

 

 ハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマクワガタなどが咲き競っています。

 

0622 0623 0624

 エゾシオガマ/ミヤマクワガタ/クルマユリ

 

 めがね岩や

0625   

  イルカ岩 ( お見苦しくて失礼 

  0626  

  

 あのときも このあたりの岩で 長い事 遊んだっけ。。。

 私たちはすっかり年をとってしまったけれど、山は変わらずに迎えてくれました。

 

 ゆっくりと過ごしてから 燕山荘に戻りました。

    0627_2

 

 

 52 その後、宿泊手続きをすると

  あら~・・!! なんということでしょう

 

  手渡された荷物札には

  30年前と同じ

  畦地梅太郎の版画が、印刷されていました。

 

 

  今日は、お布団一枚に一人で

  掛け布団代わりの寝袋は快適そうです。

 

 食事の後には、オーナーのホルン演奏を聴かせてもらいました。

 ( 宿泊客が多いと 演奏回数が多くなり、体力維持が大変なのだそうです。)

 

0629

 

   その後は、夕映えを見に出かけます。

  0630

   

   心地よい風に身をゆだね、今日の一日を思う   山にいる幸せを感じるひととき

   今日一度も姿を見せてくれなかった槍ヶ岳は、まだ雲の中で

   残念だったね、明日に期待しよう・・・  そう思っていたとき

 

      0631

 

  茜色の残照に 突然 現れた槍ヶ岳は、小槍を肩にのせた 美しい姿でした。

 

 

 

             *  *  *  *  二日目  *  *  *  *

 

 

 いつものように眠れず、覗いた夜空には満天の星がきらめき ( こんなときは、近視がつらい   )

 そして、夜明けがやってきました。

 

  燕岳の上を 安曇野からガスが渡り、やがて 槍が輝きじめました。

     0632

 

 小屋のテラスで見る朝焼けは、太陽を見て 槍を振り返り

 燕岳に目を移し、鹿島槍も見て ・・・と、とても忙しい

 

     0633

 

 コーヒーを飲みながら、刻々と変化する峰々の色を楽しみ

 

     0634   

         燕山荘と燕岳

 

 明るくなった空の下、大天井岳へ向かって出発しました。

 

    0635

 

 

            *  *  *  大天井岳・常念岳 へ続きます  *  *  *  

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 御嶽山 3067m     2005.... | トップ | 大天井岳 2922m 常念岳 2857m... »

7月、8月に歩いた山」カテゴリの最新記事