花餅屋廼徒然書附帖

歌舞伎の世界に魅入られた男の、余りにも刺激的でグダグダ過ぎる日々…

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當る戌年 吉例顔見世興行 其の弐 昼の部後半…

2005年12月19日 02時58分43秒 | 徒然に歌舞伎噺なと…
はいはい、続きです。
とっとと掛かりましょう…!

『義経腰越状・五斗三番叟』です。
今回初めて観ます。
義太夫狂言で…お腹が一杯で…些か不安になりつつ…挑みましたよ。
訳のわからん奴らが多いですね。
雀踊りに竹田奴…面白いが…なんかねぇ…歌舞伎らしいものですが…ははは。
義経が、平家滅亡後鎌倉入りを頼朝に拒否された腰越での模様を演じたものだが、実際は、大坂冬の陣の大坂方の動向を含んでの演出らしい…。
先ずは、松緑さん…この人の台詞廻しはどうしても気になる…大きさを出そうとされているのか?まぁ…もうちょっと、重みを持たせた方がいいと私は思うのですが…お芝居の動きとかは綺麗で言いのですが…そこがどうしても…私には気に掛かるんですよね。
その松緑さんが演じる亀井六郎は、木村重成らしい…。
木村重成と言えば、秀頼公の乳母子…側近中の側近ですが、大野治長一派とは対立していたでしょうね…でも、何だか…歌舞伎だからあんまり考えても無駄だが、どうも合点がいかん。違和感が…上手く表現できないが、違和感有りです。
泉三郎の梅玉さん、相変わらずカッコいいですね…。
あの台詞廻しが好きです…はいな。
で、問題の主人公の五斗兵衛さん…。
面白い!
流石は、吉右衛門さん♪
お酒を飲んでしまって、酔っ払っての場面…いやぁ、いい!
竹田奴を相手に、立ち廻り、わけわからんが…歌舞伎らしくて楽しめますよ。
で、煙草入れを頭に…剣先烏帽子に似せて、裃の肩衣を左肩に掛けて直垂の大袖のように…扇子を持ってさぁ♪三番叟を舞いましょうかと♪
義太夫の太棹に乗せての三番叟。
壽式三番叟の長唄ではなく、義太夫節ですね。
生で聴くのはいいものです…CD持ってまして…三番叟はホンマ、私好きなんですよね。
烏飛びの格好をするが…さて、酔っ払って足元が…。
今一度試みるが、跳べない烏飛び。
揉みの段、締め括りはチャンと決めて。流石ですよ。
で、続いて鈴の段になるのですが…刀の目貫を鈴に…些か無理があるが、いいのです歌舞伎だから。ははは。
チャンと三番叟が織り込まれていますね…こう言った洒落っ気があるのが好きなんですよ。歌舞伎って。
最後に角樽を持って来て、それを馬の頭に見立てて、さぁ!泉三郎を追いかけるぞ!騎馬戦のような竹田奴の馬に五斗が跨って、花道を…。
ただでさえ大柄な吉右衛門さん、馬に跨っての花道。凄いですよ~♪

竹本の語りに耳を傾けていると、どうしてもウトウトとしてしまうのです(滝汗)
頑張っていましたが、中ほどには物凄く戦っていましたよ←誰とやねん?
三番叟が始まる頃には完全に復活していましたけれど…ははは(汗)
面白かったですよ。色んな人物というか、いっぱい出て来ましたからね。
ましてや、三番叟ですからね…私のお気に入り!

義太夫で眠たくならないように頑張らねば…(泣)

次は舞踊です。
一幕で二演目の欲張りさんです(違)
先ずは仁左衛門丈の『文屋』です。
この演目は、『六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)』の内の一つなのだが、『喜撰』と並んでよく演じられる舞踊である。
私は、三津五郎さんの大阪松竹座での襲名披露で全篇通し早代わりで観ただけだが、結構面白い舞踊だとは記憶にある。
で…この『文屋』、勿論のこと六歌仙の内の文屋康秀のことであるが、『ふんや』と読むのを、どうして歌舞伎では『ぶんや』と読むのだろうか…????考えない考えない…(汗)
仁左衛門さん、初役らしいですが、こういった舞踊もお得意なんですね…何を遣らせても様になる方だよ…凄い人だ。
綺麗だし、滑稽だし(笑)
次は『京人形』です。
これは、大歌舞伎でなく『上方歌舞伎会』で観たのですが、これまた面白い舞踊ですね。
音羽屋さんの親子での上演…。綺麗ですし、これまた菊五郎さんは何をしてもユーモアがあって…しかし、チャンと凄い芝居をして下さる。
常磐津の演奏も…、
「おぉ、向かいは一巴太夫が唄ってるのかい…」
茶目っ気もあって、こういった演出って面白いですよね。
菊之助さんは、ホンマに綺麗だよ…まさにお人形さんみたいで…親子揃っての滑稽な舞踊でも、二人揃っての舞踊は、今のダンスにも通じるものがありますよね。
話の展開は…チト無茶もあるが、いいのですよ。
でも…井筒姫が押入れに隠れていると言うか、急な話の展開…松也君、今日はこれだけだねぇ(汗)…また、早合点とは言え、奴照平が甚五郎に斬りかかるのも無茶だよ。
その上、大工が揃って、甚五郎に襲い掛かって来るって…どういったこと???
大工道具を持っての立ち廻り…大工の格好をした敵さんか?そうだろう…もっと勉強しよう。うん。
で、その大工さん、半被には音羽屋って書いてるよ。おまけに背中には、音羽屋の替え紋の四つ輪が大きくと…音羽屋のお芝居ですね。
こういった徹底したところが、好きなんだよね…歌舞伎の様式美って言うか…そういったものが。

さて昼の部最後は、再び藤十郎さんの登場です。
そう『曽根崎心中』です。
扇雀時代からの当たり役で…と言うよりも他に演じた人が、浩太郎時代の現・扇雀さんが一度したっきりで…すごいものですね。
これも、一度観たことがありますが、さて、今回は如何でしょうか…。
さて何時観ても、初々しいお初ですね。
十九歳ですよ♪
演じる人は七十を越した人ですが、お若いものです。
翫雀さんの徳兵衛も板に附いていますが…前よりも良かったような気もします。
一度翫雀さんのお初も観てみたいような…出来ないかな?
今回の『曽根崎心中』での抜擢は、亀鶴さんの九平次らしいが…最近メキメキと実力を附けて来ている亀鶴さんならではの思いっきりの良さですね。
いやぁ、楽しかったですよ。はい。
彼ならではと言うか、これからももっと頑張ってもらいたい役者さんです。
今回は、一度も幕を閉めずに場面転換をするといった方法を採った。
これも自然でスピーディに思えますね。
無駄に幕を閉めてバタバタするよりも、上手く場面転換できる方法があるのは歌舞伎ならではですし、時間の短縮になりますしね。
うん、そうだ。
十九歳の若々しいお初を目の当たりにして、流石は襲名披露狂言の『曽根崎心中』です。
満場の拍手でした…。

さて昼の部は、これでお仕舞いです…。
結構と舞踊が多かったですね。
まぁ、難しい演目も無くわかりやすい興行スタイルですね…。

一旦外に出る…いや、出なきゃならないのですよね…当たり前。
今回、去年同様昼夜と通しでの観劇でして…ははは。お大尽です。
もう無茶ばっかりしていますよ…。
夜の部が始まるまでの間…南座の並びのコンビニに入ってしまいました。
いや、どうしても小腹がすいたので…(汗)
おむすびを買って…その場でパクつく。

続く夜の部のお話は…これまた次回のお楽しみ。>ヲイ!!

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