花餅屋廼徒然書附帖

歌舞伎の世界に魅入られた男の、余りにも刺激的でグダグダ過ぎる日々…

カレンダーのご案内…です。

2005年11月12日 23時55分32秒 | 徒然なる日々…
早、もうこんな季節です。
カレンダーの案内が送られてきました。
私はいつもこのカレンダーを購入しています。
あっ、去年は忘れていたんだよね…気が付けば〆切後…(汗)
今年は忘れずに…申し込もうっ!
其のカレンダーは…。
『鹿下絵和歌巻 カレンダー』
と言って、あの本阿弥光悦の書と、俵屋宗達の絵がコラボレーションした傑作です。

在外日本古美術品保存修復プロジェクト『フィリップ モリス ジャパンK.K.カレンダー基金』が毎年行っているプロジェクトなのです。
かつて海を渡った日本の古美術品を修復し、いつまでも美しいまま伝えていくこと。そんな文化財保護・芸術研究助成財団の在外日本古美術品保存修復プロジェクトに賛同し、設立されたのがこの基金なのです…。
で、毎年この基金に寄付をした人全てに修復の成果を収めたカレンダーを進呈しているのです。
2006年カレンダーは、アメリカのシアトル美術館所蔵の『鹿下絵和歌巻』です。
桃山時代有数の絵師・俵屋宗達が金銀の絵の具で鹿を描き、その上に書家・本阿弥光悦が『新古今和歌集』巻四秋上の歌十二首を墨書した作品である。

チラシの写真を見る限り…金銀で鹿が描かれているが、和歌も対等に墨書されており、其々に存在感を主張している。
金銀で派手に成りがちであるが、どこと無く落ち着いており、和歌が視覚的に自己主張している所為であろうか、寂しさの中にも美しく仕上がっている…。

この基金は1992年に創設され、毎年賛同して寄付をした方々に修復された古美術品の成果を収めたカレンダーを進呈しているのです。
私もここ数年毎年のように寄付をしており、このカレンダーも数部あります。
綺麗なカレンダーで、写真に全て説明がついている他に、その写真自体も取り外せれるようになってもいる…。カレンダーとして使い終わった後も、写真を外して額に入れたりすれば結構な美術品にもなります…。

去年は5,643人から1,241万2,802円の寄付が寄せられ、今までの累計は、延べ92,169人、2億1,844万7,783円となっています…。
この集まった寄付金の全額が平山郁夫画伯を理事長とする、(財)文化財保護・芸術研究助成財団を通じて、「在外日本古美術品保存修復プロジェクト」の貴重な活動資金に充てられているのです…。

賛同される方はどうぞ…下記の申し込み方法を参照して下さい。

郵便局にある青い振替用紙に、郵便番号・住所・氏名・電話番号・金額・口座番号(00100-0-578432)、加入者名(フリップモリスカレンダー基金事務局)を記入の上、現金を添えてお申し込み下さい…。
ご寄付は、一口2,000円以上となっており、ご寄付一口につきカレンダー1部の進呈となっています。
年内発送分の〆切は、12月15日(木)となっており、最終〆切は、12月28日(水)です。
発送は12月中頃からとなっております。

お問い合わせは、フリップモリスカレンダーK.K.カレンダー基金事務局まで…
電話番号、03-5410-6244(土、日、祝日及び12月29日(木)~2006年1月10(火)を除く10:00~18:00)

カレンダー収録作品は、アメリカシアトル美術館所蔵、鹿下絵和歌巻より6場面
17世紀初期、桃山時代 本阿弥光悦書、俵屋宗達画
カレンダーサイズ、縦36.3cm×横51.6cm

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