防犯意識高めのオットーは、地元警察からの警告メールが届くようにしてあります。
先週我が町ダーズリーにあるタウン・ホールが破壊行為(vandalism)の被害に遭ったらしいと、教えてくれました。
数日前に通りかかったタウン・ホール。こんな感じで、2階部分が集会場になっています。
なるほど、確かに。2階部分の窓が3つ、壊されたようです。投石でもされたのでしょう。
情けないことに、vandalism はイギリスに来てわりと早く覚えた言葉のひとつです。
面白半分に公共物を破壊する馬鹿者が、ほんっと多いので。
自分で自分の首を絞めていることになるのが、わからないんですかね?
故意に損壊されなかったら必要なかった修理のために、納税者の血税が、
医療・教育・警察などの代わりに使われてしまうことになるのに~!
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先月オットーに、去年の私の収入の合計を訊かれました。
オットーは自営のイラストレーターですが、確定申告(だったかな?)のために、配偶者である私の収入も必要なのだとか。
それで調べてみました。
金融年度は日本と同様、4月に始まり3月に終わります。
去年は私は、4月から10月までは住み込み介護ヘルパーとして隔週働き、
11月からは住み込み介護ヘルパーの休憩時間をカバーするヘルパーとして新しい仕事を始めました。
とはいえ夏の間は暑さに嫌気が差して6週間ほど住み込み介護から遠ざかったし、
新しい仕事を始める前には求職してオンライン面接してトレーニングに通ったりしたので、
みっちり働いたわけではありません。
それでもって、調べてみて出てきた税込年収は、以下の通りでした。
去年の為替レート1ポンド160円で円換算しているのでご注意を。
住み込み介護ヘルパー: 9735ポンド (156万円)
休憩時間をカバーする仕事: 6090ポンド (97万4千円)
計: 15,825ポンド (253万円)
あはは~、おひとりさまだったらちょっと生活できないレベルの年収ですね。
オットーと二人三脚だからこそ、生活できています。
フランスの年金改革反対デモの記事に書いた通り、
オットーは66歳で公的年金受給が開始します。あと1年2ヶ月後。
私は67歳まで受給できないので、あと6年近くあります・・・
今考えているのは、オットーの66歳の誕生日まではとりあえず現状維持で仕事を続け、
オットーが公的年金受給をスタートしたら、二人とも仕事は辞めようか、ということです。
もちろんオットーの公的年金だけでは少額すぎて生活できませんから、
個人年金を切り崩しながらということになります。
本当にそうできれば理想ですが、まだわかりません。
物価はじりじりと上昇を続ける一方なので、先々が不安になったら、
予定を変えて二人とも、もう少し働き続けざるを得ないかも。
とはいえ私たちの場合、子育てが終わりムスメも独立してくれているので、ほんとうにラッキーでした。
私たちがまだ若くて、ムスメも幼子だったら、やりくりに頭を抱えていたかも。
諸物価が上昇する中、食べ盛りの子供たちを複数抱えた家庭はどうやってやりくりしているのかと思うと、
本当に気の毒になります。・・・