はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

親として心配なこと

2009年06月07日 | 家族のことつれづれ
息子が大学生になり、人並みにサークル活動とやらに参加している。しかも「軽音楽」と「ロボット製作」の掛け持ち。ただでさえ理系で勉強が忙しいのに、この3つを両立できるのだろうか?そんなことをして身体が持つのだろうか?

さらに心配なのは、サークルでは何かに付け飲み会が多いこと。特に春先は「新歓」とか「他大学交流」を名目とする飲み会が毎週のようにある。その会では未成年だろうが、酒を勧められる。友人の息子(新一年生)は新生活が始まって緊張と疲労が重なった上に、そうした飲み会に律儀に参加したせいか先月急性腸炎になり、大学からの帰宅途中、救急車で病院へ搬送されたそうだ。

うちの息子は早生まれで、やっと18歳になったばかり。身体も丈夫な方ではない。だから先輩から酒を勧められても体質を理由に断るよう、息子には言ってある。本人も慎重派なので、今のところ酒は飲んでいないようだ。そもそも飲み会の場所がいつも大学からも自宅からもかなり遠い所で、終わる時間も9時過ぎと遅いので、帰りが心配な息子は飲む気が全然起きないらしい。さらに会費もバカにならないので、小遣いが限られている(←今のところ勉強に忙しくてアルバイトもできない。軽音など、バンド練習で使う貸しスタジオ代もバカにならないはずなのに、他の学生はよくお金が続くなと思う
)息子は殆ど断っているようだ。

それでもいつか、息子も酒を飲まなければならない時が来るのだろうか?だとしても別に20歳を過ぎてからでも十分ではないかと、お酒の飲めない私は思っている。

世間では酒にまつわる事件も後を絶たない。聞けば女子学生も合同コンパで酩酊状態になることがあるらしい。帰宅時間が深夜に及んだり、或いは終電が過ぎたからと、ひとり暮らしをしている異性の友人のアパートに泊まることもあると言う。私には娘はいないが、もし娘がいたら、どんなに古臭い考えだと言われても、「門限」と「飲酒」に関しては厳しい態度で臨むだろうなあ…特に女性の場合、何か起きてからでは取り返しがつかないから。

実際はオトコである息子に対しても、「帰宅時間」と「連絡」についてはうるさい親ではある(「あ~、息子さんお気の毒」と言う声が聞こえてきそうだ(^^;)しかし、あくまでも現時点での対応なので。息子の成長に伴い、自ずと手綱は緩めざるを得なくなるでしょう。お互い「親離れ」「子離れ」するために)。

私の学生時代にも既にコンパなるものは存在しており、友人達も参加していたりしたが、私自身は貧乏学生だったので勉強時間以外はバイトに明け暮れて、そういうものとは無縁だった。だからと言って社会人になってから困ったこともないし、経験すれば良かったと後悔もしていない。

そんなに急いで、あれこれ経験することもないだろうに―と、全てに奥手だった私は思う。そもそも常日頃から、生き急ぐ人(若いうちにさまざまな経験を積んでしまう人)を見ると、「この人、長生きできないのでは?」などと思ってしまう私だ。しかし、そんな考えでは世の中の変化について行けないのだろうか?
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 美術館の真価は常設展示にあ... | トップ | 今日の雑感 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。