笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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おーくぼんぼん最終回

2015年03月28日 | テレビ
好きなった途端終わるなんてなー。

女の下世話さを存分に出した
攻めている番組
「おーくぼんぼん」が終わりました。
わたしはツイッター中心に話題になった番組を
チェックしているのだけど
この番組については
情報薄で気づくのに遅れてしまった。
お笑い好きの大通りがあるとすれば
そこにいるひとびとは
"SEX AND THE CITY"的なものとは交差しておらず
これ、おもしろい!の源流とは違うみたいなんだ。

記憶をさかのぼってみれば
AVや風俗あるあるみたいなものも
笑いとしては昔は異端だった。
そういうの使って笑いをとるなんて邪道なんてことを
言われてたんだから
今後じんわり教育という名のもとに
みんなに面白さが伝わればと思うんだわな。
それを
面白くプレゼン出来る人が
いればいい。
そりゃあ
理解できないひとも少なからずいるだろうし
それはそれでいいわけですよ。
笑いは多種多様。正解なし。
ただ
笑いの一個として仲間に加えていただければいいだけで。

「おーくぼんぼん」という番組は形を変えて
最終的には
オアシズ大久保さんと
南海キャンディーズ山里さんが
MCとして
女性ディレクターの取材してきたVTRを見る番組でした。

リラックスしてVTRを見るふたりが
とっても面白くって
良かった。
わたしのなかの名場面は、
年末の
椿鬼奴さんと森三中の黒沢かずこさんと
あと女優の平田敦子さんの回。
バーという設定で
女性陣がお酒を飲みながらトーク
山ちゃんは
バーテンさんの設定で、
進行をします。
この回、全体的に面白いんですけど
黒沢さんはダントツに凄くて。
世の中の大人たちが
セックスをしていると思うと
よく平気な顔して生きていられるな
と思って
国会中継とかも見てられない。というのです。
他の人に見せてない夜の顔があると思うと
怖くてしょうがない
と話し
それを歌にのせて
歌ったあと
自分の恋愛妄想をお話します。
男性アイドルと自分は実は幼馴染で
自分はカメラアシスタントとして同じ現場にいるんだけど…
という巨大妄想を実際に演じてみせます。
そして実演中、
途中で唐突に黒沢さんが
「山ちゃん!聞いてくれてありがとね」
と画面には映ってないんですが
聞いてくれている山ちゃんに感謝をします。
カメラがスイッチすると
山ちゃんは
笑顔で前のめりで聞いていて
「興味津々ですよっ!」
と返した。

山ちゃんは
理屈っぽくて計算高くって
それなのに
真面目ゆえに不器用なとこもあって
計算にほころびが出ることもあって
歯がゆいといいますか
イー!
ってなることが多々ある。
でも
それでも
ついつい追ってしまうし
結局、なにか魅力があるはずだよ
って思ってた。
もしかして
同族嫌悪的なことか。
計算高いがゆえに失敗する部分が自分にもあって、
重ねてるのかもしれない。って。
スタイルの良さ以外(山ちゃんは足が長くてスラっとして姿勢もいい)
山ちゃんのいいとこって?
って考え続けてた。
今回
ついに簡単な答えに行きついた。

笑いを何よりも尊重している

ってことだ。
「面白い」を大事にしているひと
ってその態度でよく分かる。
すごいな
おもしろな
って気持ちに何よりも重きを置いている人だから
わたしは南海キャンディーズの漫才が好きだし
山ちゃんを観察していたんだ。

何回も書くけど
山ちゃんがしずちゃんとコンビを組んだ理由の話が好き。
当時しずちゃんは別のコンビでコントをしていて
ドアのチャイムを鳴らすピンポーンという擬音を
「タンポーン」
と言って、会場を沸かしていた。
女性でそんなことを言ってウケるひとがいるなんて
と衝撃だった
という山ちゃんの話は
今回の黒沢さんへの態度と通じる。
黒沢さんの頭ちょっとおかしい妄想を
おもしろ
と変換して笑えるひとは
きっと笑いを愛している。
笑いを邪魔するいろんな垣根があるけど
一切そういうのがない人なんだな
ってなにか腑に落ちました。

というわけで
おーくぼんぼん終わっちゃった!
山ちゃんを愛でる番組なくなっちゃったな!
って思ってる。
え?いろいろ出てる?
まあね。
でもこの大久保さんとのやりとりが見たかったのよ。
時々
「気持ち悪!」
って言われてる山ちゃんが見たいの。
あーあ。

結局番組じゃなくて
山里愛を語っちゃったな。

ではまた。