背中のホック

羨ましかったの、とても。

訪問先の、おばあ様の話しです。

今月から担当になったその方、ご主人亡くされて、まだ4か月。

きっとお辛い頃。

未亡人の先輩として、いろいろアドバイスしてあげたいって、張り切ってたの。

でもね。意外と元気。

「実は、私も。」と、話したら、私の方が、かわいそうがられちゃった。

去年、ヘルパーの資格を取ったことも、話したら、

「まあ、えらいわ。頑張ったのね。」って。

そうね。私、頑張ってる。。

その方、昨日は、4、5つ先の駅にある美容院まで、行かれたそう。

私は、美容院行くのに1年半かかったのに。

とにかく、しっかりなさってるの。

この違いって、と考えたんだけど。

やっぱり、先の長さだったりするのかな。

きっと、先がそうは残されていないから、1日1日を大事にされてるってことなのかしらね。

私、1年半引きこもってたけど。

そんな時間なんて、もったいないって感じ?

とはいえ、先日訪問したら、大きめのTシャツ着てらして。

多分、ご主人の。

その前の時は、男物のパジャマのズボンをはいてらしたし。

この方はこの方なりの、偲び方をされてるのよね。

でもね。やっぱり、羨ましかった。

そんなに長いこと、夫婦でいられて。

遺影の写真が、どこから見ても、おじいさん。

そういうの、いいな。。


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