雀らも 海かけて飛べ 吹流し
波郷 句
行く春の 墨色うすき 寸襖
遠き日の 淡き想いや 花の道
美貴子 句
春4月桜花爛漫により、人の気持ちも明るくなり、六義園も近年になく賑わいました。
しかし 歳と共に春の憂いを多く感ずるようになりました。身辺では友人の逝去 弟の入院等々 桜花で春めいた道を歩むも、もの悲しい気持ちになる。やがておとずれる5月、ゴールデンウイークと言われるが「五月病」などと呼ばれ「よし頑張るぞ」と張りきり過ぎた結果の疲れが原因で意欲、活力も落ちてしまうのだと云われる。自分の体力を正しく知り、上手に休んで5月を迎えようと思う。