愛ーエステ

長年のエステティシャンとしての経験を生かし正しいスキンケアをお伝えします。

内股2

2019年02月15日 | 美容

小学校1年の運動会にて、自分で自分の足を踏んで転ぶという現場を初めて見て

ビックリ仰天した!!

 

 

 

その彼女は、真っ赤な顔をして起き上がり、又、ぱたぱたと走り出して、50メートルを完走した。

 

 

 

恥ずかしかったのか「やだぁ~」と体をくねくねさせながら、照れくさそうに、皆が集まっている場所に戻って来たが、私は、どうして、そんな事が起きるのか、信じられなかった。

 

 

 

 

皆に見られないように、こっそり後ろを向いて、内股になって走ってみた。

 

 

 

非常に走りにくい上に、自分で自分の足を踏もうとしても至難の業で、よくあんなことが出来ると心から感心した。

 

 

 

かつて内股は女らしさの象徴だった。

 

 

外股歩きの女の人がいると「見てごらん、あんな風に物を蹴とばすように歩いちゃいけないよ。みっともないから」そう母親は言った。

 

 

 

それから、よく観察していると太った女の人は外股歩きの人が多かった。

 

 

 

確かに女らしくは無いかもしれないけれど、見ると女の人とわかるから、別にいいじゃないかと思ったが詳しく突っ込むと、両親に「お前は屁理屈ばかり言うね」と怒られるので黙っていた。

 

 

 

生活様式のせいでO脚の女の人が多く、無意識のうちに内股になってしまっていたのかもしれないが、そのうち、小学校の3,4年生になると意識して内股をアピールする女の子達が出てきたのである。

 

 

 

彼女達のヘアスタイルは、ふわふわ長く、洋服の趣味もフリフリだった。

 

 

そして脚を内股にして首をかしげて人を見る。

 

 

「げぇぇ」

 

 

全く異質のタイプ出現に、私は驚いた。

 

 

確かに、低学年の時も可愛らしい女の子は沢山いたが、うぬぼれとは違う鬱陶しさを彼女達は持っていて、それを恥じるどころか「かわいいでしょ」とドンドン押しの一手で攻めてくる。

 

 

 

一方、私はスカートを穿いて、お行儀を云々されるのが面倒くさくなって、ズボンで学校に通うようになった。

 

 

 

クラスに入ったとたん、男の子達から「男が来た、男が来た」の大合唱である。

 

 

そんな事を言われても泣くようなタイプではないから「うるせぇ~よー」と一喝して無視していた。

 

つづく

 

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