「わずかな振動」 ~題詠100首から5首~
夕飯の鯖の味噌煮がわけもなく罵られては煮くずれてゆく
ひっそりと職場のなかに湧いている気泡のことをあなたに話す
真夜中に氷を舐めて呼び覚ますわたしのなかの青いペンギン
天ぷらを揚げてるときのジュッという音を残して記憶が消える
意図的に嫌いになろうとしてみたら涙みたいに星が流れた
生まれて嬉しかった作品です。
これぐらいの静かな震えを書きたい。
中村成志さんの五首選会に参加します。
よろしくお願い致します。
10首ごとに連作仕立てで作ったりしたのですが、
100首のなかから5首選ぶというこのコーナーでは、
むしろ1首1首を見てもらうべきであり、
連作として読んでもらうのはどうだろうという気持ちもあります。
とは言え、まとめたほうが読みやすいということもあり、
コメント欄に連作のほうのリンクを貼っておきます。
夕飯の鯖の味噌煮がわけもなく罵られては煮くずれてゆく
ひっそりと職場のなかに湧いている気泡のことをあなたに話す
真夜中に氷を舐めて呼び覚ますわたしのなかの青いペンギン
天ぷらを揚げてるときのジュッという音を残して記憶が消える
意図的に嫌いになろうとしてみたら涙みたいに星が流れた
生まれて嬉しかった作品です。
これぐらいの静かな震えを書きたい。
中村成志さんの五首選会に参加します。
よろしくお願い致します。
10首ごとに連作仕立てで作ったりしたのですが、
100首のなかから5首選ぶというこのコーナーでは、
むしろ1首1首を見てもらうべきであり、
連作として読んでもらうのはどうだろうという気持ちもあります。
とは言え、まとめたほうが読みやすいということもあり、
コメント欄に連作のほうのリンクを貼っておきます。