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京都、東寺(世界文化遺産)

2009-02-16 21:51:58 | 神社、仏閣、名所、
東寺・・真言宗総本山(教王護国寺)

南大門を一歩中に入ると目の前には、厳かな金堂が威風堂々とした姿を見せて居ました・・境内を入ると南から「金堂」金堂の北側には「講堂」、「食堂」の各伽藍が一直線に配置されて居ました。
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国宝、五重塔(江戸時代初期)
東寺の象徴として親しまれている五重塔、今回春の特別公開が始まり出かけて来ました。塔の内部は、撮影禁止の為画像は有りませんが、内部構造のパンフレットをスキャンしUPしてみました。
塔の高さ55m、屋根は本瓦葺,天長三年(826)弘法大師の創建によりましたがしばしの災火を受け4回もの焼失・・
現在の塔は、寛永二十一年(1644)徳川家光の寄進により竣工・・総高さ55mで現存する日本の古塔中最高の塔だそうです。

国宝の東寺五重塔・・

内部は、心柱を大日如来に見立てその周りにに金剛界四仏と八大菩薩が安置され四天柱には、金剛界曼荼羅諸尊が描かれていました。現在では随分は剥落していますが・・周囲の壁にも八大竜王が描かれ上段には真言八祖像、下段には蓮池が描かれ、天井は折上げ小組格子天井長押等にも極色彩の文様で装飾されていました。
(ちなみに一階部分のみが使用され二階から上の階は総て、何も無く骨組みが見えるだけの空いた空間と成っているそうです。)

塔の耐震構造・・
東寺の塔は四度の焼失を見ましたが、地震による倒壊は一度もありません
之は、五重塔の塔身が各層ごとに、軸部、組物、軒を組み上げ、最上層まで繰り返し積み上げた構造で緊結されない軟構造なのです。
地震のエネルギーは接合部で吸収され上層へ伝わるにつれ弱くなり、各層ごとの組み合わせにより元へと戻る復元力が強く働くため地震には強いようです・・
東寺五重塔の内部構造図です・・

塔の心柱
須弥壇の下の心柱が元禄五年(1692)一寸五分(約50㎝)ほど切り下げられ心柱の色彩が少しずれ床下へ・・之は、年を経ると多くの部材で積み上げられた塔身は乾燥で収縮し、独立した心柱は、其のまま収縮せず・・心柱が屋根を突き上げてしまうので其れを治すために切り下げられました(今回、須弥壇の下を電池の光で照らし確認させて戴きました・・尚塔内は、太陽光線の灯りのみです・・

境内には
金堂や講堂、大師堂など見事な建築物が立ち並んでいます。お堂の内部には国宝級の仏像が沢山安置されて居ました。
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金堂(国宝)天竺様の豪放雄大な気風の桃山時代の代表的な建築
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サムネイルにマウスを当てて下さい(タグはnon_nonさまにお借りしました)

不開門(あかずのもん)
創建年代は未詳・・建武三年(1336)新田義貞が決死の覚悟で東寺の足利尊氏を攻め、危機に陥った尊氏は門を閉め難を逃れる事が出来た、故事により「不開門」と呼ばれるように成ったそうです・・(参照より冊子)