あらすじ>幼馴染の親友に彼氏を取られた月見(つきみ)と、その彼と結婚して家庭を築いているひなた。月見は中学2年生の息子を連れて、14年ぶりに故郷に戻る。それは、ひなたの暮らす街に行き元彼とも再会することを意味していたが。
女同士の友情もの…というよりかさぶたの剥がし合いのようで見ていて辛かったですよ~。ひなたがうざコワ過ぎデリカシー無さすぎで嫌だわ~と。イシデ先生のマンガはうざくてコワイ人がけっこう出てくると思っているのですが、これは私の中で究極でした。人間の嫌なところを容赦なく洗い出すという技。
大人たちが右往左往する中、息子のいずみくんの賢さ鋭さ繊細さには胸が熱くなります。あと、暮らしがある、忙しい大人は「掘り下げない」って言葉も良かった。
イシデ先生って、それが黒でも白でも、ものごとの本質をとらえて取り出す才能がある人だと思います。それだけに、ちょっと私にはわかりにくい、共感しかねるところもあり。
このマンガについて友人と検討会を行ないましたところ、友人は、この月見さんのような、頼られて結果損するタイプだそうで、ひなたのようにシレっと彼氏(のような存在)を横取りしてなんら罪悪感をもたず、しかしずっと長い付き合いがあるという友人がいるそうです。
私には、これほど追いすがってくる長年の女友達なんていないので、ある意味うらやましい。でも、うっとおしいし、こういう人とは付き合わないと思うんですよね。彼女はかなりリアルで気持ちがわかるそうです。この話を受け止められるには、人生経験や人徳の差が関係するんでした。
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