花日和 Hana-biyori

同級生

BLマンガの名作、中村明日美子さんの「同級生」がアニメ映画化されたのを観てきました。いや正直、思っていたよりもずっと良かった。もう一回みたいくらいです。

男子高校が舞台で、合唱祭の前から始まります。秀才の佐条君に、バンドをやっている草壁君が、合唱曲を教えてあげることに。一緒に練習を重ねるうちに二人の距離は縮まり…。

最初の、扇風機がじわーっと動く場面で、もう、おお、と映像への力の入れ具合に感心しました。かなり原作に忠実で、絵はもちろんキャラの台詞まわしや動かしかたなどもかなり寄せていて嬉しくなりました。というか動くし色つきだし声がするし、余計に鮮烈な感じがするくらいでした。

特にバンドのライブシーンは音がしてるほうがやっぱり説得力があって、草壁君のカッコよさが押し出てました。正直、ふだんはそんなにかっこいいと思わないのですが、場面によって急にかっこよくなる瞬間があります。「佐条が一番」というときの顔、いやードキッとしますね反則ですね。

佐条くんも、急に色っぽく可愛くなるし、俳優だったら、急に輝く瞬間!って感じでしょうか。ここぞという時の画面の美しさと来たら、中村明日美子さんご本人が作った映画だと言われても信じてしまいそう。

個人的には「チューしていい?」と聞かれた佐条くんの「…だめ」が、かなり萌えました。ちょっと照れた感じと拗ねてるようなものを含みつつ、でも完全に拒否はしていないという絶妙な声。いやー声優さんすばらしい。

制服とか進路とか、相合い傘の帰り道とか、繊細な葛藤もあり、正しく青春ものだったなと改めて感じました。キラキラしてるぜ若者たちよ。

コメント一覧

スウ
そうそう、キラッキラでした。あ、走るシーン、確かにそうですね。若者は走ってナンボ(笑)。彼らのこの先が見たいですね。ハラセン回も観たかった!あれはあれで良いのですが、続編お願いしたいもんです。「この先」を感じるところも、「青春」の条件かもしれませんね。
くら
『同級生』、確かにキラキラしてました。キラッキラですね(笑)!正直ここまで(特にアニメーション表現として)「やりきった!」感出してくるとは思っていなかったのでちょっとびっくりしましたよ。草壁はよく走るんですが、走るシーンでぶわーっと感情が盛り上がるのはアニメならではかなぁと。いい青春アニメは大体走るシーンがある(笑)。彼らのこの先が見たいってちゃんと思わせる作品でしたね。
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