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花日和 Hana-biyori

ポンコツな読み方

フォークナーの『野生の棕櫚』は、やっと100ページ過ぎたあたりです。つまり4分の1くらいですね。

人妻と研修医の逃避行を描いた「野生の棕櫚」と、二人の囚人のエピソードを綴る「オールド・マン」が交互に展開される小説です。

前回の感想で、主要人物の囚人が二人いた事を忘れてました。読み方がポンコツであります。

でもその二人の囚人が収監されるときの文章が面白かったです。

私が忘れていた若い囚人のほうは、ギャング小説に感化されてそれをそのまま実行したら即捕まっちゃったという皮肉な滑稽さがありました。

彼はそんな自分を捕まえた警察を呪うんではなく、そんな小説を書いた作家たちを憎んだとあります。そのへんや、囚人のほうのエピソードはじっとりした描写が話にあっていて面白いなーと読んでいました。


しかし、人妻と研修医のほうはここへ来て一気に退屈というか、読みづらくなってしまいました。夫のお見送りで駆け落ちするのも意味が分からなかったし…。離婚はできないからってこういうもんなの?

そして研修期間の4ヶ月を残して出奔したために、せっかく医師資格を持っているのにまともな仕事にありつけないのもつらい…。就職できないのはこの人のパーソナリティにも問題がありそうでげんなりします。

しかしまだ頑張って読みますよ〜。今月中に読み終わることを祈る!





 
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