花日和 Hana-biyori

権利意識

買い物でいろいろ巡っていたら帰る頃にはぐったり疲れてしまった。
自転車のカゴに荷物を入れて歩いているのだけど、出来心で乗ってみるとお腹がキューと痛くなってしまう。車より揺れないと思うのに何故だ。


先日みたテレビで、労働者が会社に気を使って労災保険を申請できない実態があると聞いた。仕事を失うのが怖くて下請会社が元請に言えない事も多いという。
そうすると怪我の治療費も仕事できない間の生活費も全部労働者が自分持ちになる。勤務中の怪我は健康保険で扱えないので全額負担という恐ろしいことにも。
労災保険がおりれば不法滞在の外国人であろうと、「労働者」である限り補償されるはずの権利なのに。

こういうのは、有休もなかなか取れないとか、泣く泣くサービス残業とか、妻が専業主婦でも夫も取れるはずの育児休暇がやっぱりとれないとか、妊娠したらなんとなく会社を辞めざるをえない雰囲気とか、日本の、「弱い立場の労働者」を感じて重たくなる。
過労死や50代の自殺者が多い事とも関係あるんじゃないかと思う。

全体の雰囲気をみてなんとなく、あるいは泣く泣く諦める、という体質が昔から日本人にはあるのだろう。
いくら制度を整えても、男女ともに労働者の権利意識がもっと高まらないと、少子化も止まらない気がする。
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