ゴールデンウィークも最終日だけれど、ふたりで一日中家にいて、一歩も外に出なかった。 ビデオみたり、彼はゲーム、私はパソコンをやったり、本を読んだり。 松子がまた可哀想になってきた。 この人はその気になれば何でもものにする能力や集中力があるのに、それが自分のためだけだった試しがない。いつも誰か、男性の愛を求めて、あるいは捨てられた勢い等で身を振り続けている。 まだ途中なので最後まで読むとどうかしらと思うけれど。