浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

祝意の強制

2019-05-02 07:35:33 | メディア
 天皇の代替わりと新元号に関する報道が、あまりに過激である。テレビを見ないからわが家は平静で居られるが、しかし『東京新聞』とて、祝意の強制に余念がない。『朝日新聞』(デジタル)には、「平成から令和へ」という様々な記事が掲載され、今日は「「ふわっとした国民統合」皇室にしたしみ、過去最高に」という表題の記事があった。

 このような記事はファッショ的だ。メディアは「国民統合」を煽り立て、それによりみずから「過去最高に」をつくりだしているのだ。

 私は、自由がない皇族に関して可哀想にという憐愍の気持ちは持つが、他にはなんの感情をもたない。明仁夫妻は人間的には評価できると思うが、それだけだ。天皇制という制度については、批判的である。民主主義に反するからだし、私が生きて行く上でまったく不要な制度だからだ。

 私のようにさめた者たちにも、メディアは「祝意の強制」をしているように思える。

 また、元号の変更によって時代が画されるわけでもない。世界に相手にされないアベの悪政は続いている。

 ちなみに、竹久夢二は、元号をいっさい使っていない。
コメント
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