浜松これが日本一

浜松の日本一を様々な角度から紹介します!
浜松を愛し、学び、楽しみましょう。

しらす

2013-12-13 05:55:55 | 浜松No.1!
「しらす」は、カタクチイワシやマイワシなどの生後1、2か月経った体長3センチメートル程度になった稚魚のことです。天竜川・大井川の大河川が流入し、汽水湖である浜名湖とも通じている遠州灘は、塩分が薄くなりたくさんの動物性プランクトンが発生しています。そのプランクトンを食べる為に「しらす」は群れとなって集まっている好漁場です。
 舞阪港(西区)から水揚げされる、「しらす」の漁獲量は日本一と言われています。
 遠州灘では、毎年3月21日から翌年1月14日までがしらす漁ができる期間です。なかでも、漁の最盛期は5月から7月上旬です。
 「しらす」は生で食べたり,釜揚げやシラス干しにしたりして食べられています。
 舞阪港では2艘の船で対を成して群れた「しらす」を捕る、という独自の「2艘引き漁業」が行われています。朝4時に漁師は港に集まり船を出します。水揚げ量が日本一なら、100艘もの船が出るのも日本一です。"漁場”に近い舞阪港は「鮮度が命」のしらす漁には最適の港と言われます。
 日の出を待って朝6時、大きな網を下ろし漁は始まります。港に戻った船から次々と揚げられる「しらす」。多い時で一日に約35キロ入りの青いカゴが3000カゴにもなると言います。