もう「はにかみ王子」などと呼ぶ人はいなくなったような気がします。ミスター男子ゴルフと言っても過言ではないかも知れません。
日立3ツアーズ選手権最終日、シニアに0.5点のリードを許して迎えた18番。最終組の石川遼選手はピン上3メートルからのバーディーパットを見事に沈めて、男子が逆転優勝しました。最後に競り負けたシニアの中嶋常幸がふと漏らした「すべては遼のパットが入るためのおぜん立てだったのか」と言う言葉が印象的です。
チャリティーが主目的の非公式戦ですが、石川は24.5点中9点を稼ぎ、文句なしのMVPに選ばれました。来年は女子の試合数が3つ減るのに対し、男子が来年も今年と同じ試合数を維持できただけでなく賞金総額が約1億円も増えたのは、間違いなく彼の貢献によるものでしょう。
来季の男子は目が離せなくなりそうです。
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