虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

ありえない話

2012-10-06 | 新聞・テレビから
仕事が忙しくて、ブログが書けなかった。しばらく書かないと、ますます書く気が失せる。どうせ、新聞ネタの鬱憤ばらしや小言ばかりなので、書くまでもないだろう、と思ってしまう。でも、このブログは、自分だけの備忘録、メモだから、人目は気にしないで、書きついでいくことにしよう。

今日の朝刊。1面トップが「官庁改修に復興費120億円」。東日本大震災の復興予算が、全国の官庁施設の改修費に120億円使われている、という記事だ。国交省が100億円、国税庁が20億円。国税庁は、「多くの納税者が訪れる。安全確保のため、耐震が必要」と答えているそうだが、それなら、全国の建物、学校、施設、家まで必要ではないか。ありえない話だ。

消費税増税の財源も、社会保障ではなく、公共工事に使われる可能性が高いそうだが、この復興予算にしても、大企業、財界が儲けのチャンスとして、深く関わっているにちがいない。

えー、ウソー、ありえない!と、この記事を読んだ瞬間はみんな感じるけど、いつのまにか忘れ、これはありえる話になっていく。テレビと同じ。話題が変われば忘れる。

忘れられた話は多い。
いつだったか、三菱電機が武器納入で防衛省に過大な請求をしていたことが記事になったが、政府は調査する、といったきりそれっきり。

昨年、納期が遅れ、値段も高騰する可能性があることがわかっていながら、書類審査だけで防衛省はアメリカから高額な戦闘機を購入する契約をした。案の定、納期は遅れ、値段も上がったが、それについての記事はなし。ありえない話がありえた。

本来なら、新聞にこのような記事が出たら、即、国会で野党が追及するものだが、この国には、野党はない。かつて第三の野党といわれた新聞も、すでに与党で、追求などとてもとても。

消費税と社会保障の一体改革といいながら、消費税増税だけした民主、自民、公明党。
原発推進の道を変えない自民、民主。

原発についての世論では、国民の半数が反対なのだ。

自民か民主か、あるいは維新の会か、などとメデイアはあおるが、自民も民主も維新の会も原発推進であり、憲法改正を方針としている。

次の選挙で、これらの政党が政権を担うなんて本来、ありえない話だろう。
だが、これは、ありえる話なんだ。

メデイアがありえる話にしてしまうのだろう。


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