俺のチラシの裏

メモ代わりに殴り書きしたり。真に受けちゃだめよ?

火葬場見学に行ってきた

2016年10月01日 15時27分03秒 | 日常

 私事ですが。
 火葬場の裏側を見せてくれるというので見学会に参加。
 もしかしたら自分も将来世話になる可能性のある施設なわけで、裏側を知っておくのも何かのタネになればいいなーと半分興味本位で見学に。
 撮影、録画、録音は遠慮してほしいとの見学会主催者の注意により、私の殴り書きのメモから記事を書いてみた。

 炉裏室(メカルーム)は精密部品の製造ラインのように清潔感ある床と壁。
 照明も多く明るい。
 各炉には作業者用スポットクーラーのノズルが伸びている。
 炉裏室の温度はエアコンにより26°C設定。メカの過熱でトラブルが起きないよう、標準的な28°C設定ではなく26°C設定とのこと。

火葬炉本体について:
 炉は横噴式台車型火葬炉。前室(冷却前室)は排気つき。
 火葬台車は電動モーターにより炉内へ自動的に送られる仕組み。遺族感情を考慮し電動モーターは静音型を採用。
 主燃焼炉のバーナーはA重油タービン式。制御は32ビットコンピュータの電子制御。
 炉内温度は3点計測によりコンピュータにフィードバックされ、バーナーが制御される仕組み。この仕組みによりレーキレス運転が可能になっているとのこと。(レーキ:デレッキとも言われる火かき棒のこと)
 炉体上部に副燃焼炉あり。主燃焼炉で出る黒煙のもとやにおいの元(煤や脂煙)を副燃焼炉で焼き払う。副燃焼炉の燃焼温度は主燃焼炉より高い温度に設定されている。
 火葬のプロセスは、燃焼制御をコンピュータで行い、終点検知で作業者に火葬終了を警告、作業者が作業窓から炉内を確認し、バーナーを停止する流れ。
 炉内温度が一定の閾値を下回ると、シャッターが開き、冷却前室に電動で台車が引き出される仕組み。
 冷却前室での冷却状況はタイマー制御で行い、一定時間が経過すると作業者に収骨可能を知らせるブザーが鳴るらしい。

排気設備について:
 炉から延びる排気管にはマスセンサーがついており、燃焼ガスの成分をモニタ。
 その後、ウォータースクラバー(ウェットスクラバー?)という設備で燃焼ガスを文字通り「洗い流す」。
 ウォータースクラバーはタワー型の設備で、内部に数段水のシャワーが設置されており、シャワーを通すことで排ガスに含まれる大きな汚れを落とすとともに、排ガスの温度を下げる役割。
 そののち排ガスは大型の電気集塵機に集められ、細かい汚れを吸着。排気は煙を出すことなく大気に放出。
 排気に関する詳細な数値は自治体で公表しているのでそちらを参照とのこと。
 その他大型UPSあり。万一停電した場合、火葬炉1台につき電気を5分間供給できる。作業者は緊急停止の段取りを組む。

管理・監視設備について:
 センターといわれる管制室があり、責任者2名で火葬炉の運転状況、排気設備の稼働状況、電力会社からの気象情報や緊急災害速報などを一括監視。
 センターは室外から見学するにとどまり、詳細は不明。

質疑応答の一部について:
 Q 炉裏室が清潔であるが、清掃業者が清掃しているのか?
 A 日常の清掃に加え、週に一度自治体が指定した清掃業者が入っている
 Q 炉のメンテナンスサイクルは?
 A 積算燃焼時間で管理している。一定時間が経過した場合、自治体に報告しメンテを行う
 Q 大きな地震が来たときはどうなる?
 A 火葬炉が自動で燃焼を停止する。作業者は一時避難ののち、復旧可能な場合手動にて火葬を継続する。
 Q コンピュータ制御らしいが、作業者はスイッチを押すだけか?
 A 事故の起きやすい点火後10分は作業者の目視による確認を行っている
 Q 万一コンピュータがバグったら?
 A 作業員による手動運転に切り替える
 Q 建物のセキュリティは?
 A 自治体が指定した警備会社の警備システムを導入している。異常があれば警備会社から警備員が駆け付ける
 Q 最近段ボール製などの棺が出てきたが?
 A 段ボール等エコ棺と、従来の木製棺両方に対応できる
 Q これは入れてほしくないものは?
 A 果物など水分の多いもの、不燃物、厚い本など異常燃焼を検知しやすいもの。自治体や葬儀社に問い合わせのこと。
 Q 不燃物の場合、渡し銭など小銭を入れるのは?
 A 基本的に台車が傷む原因の一つが正直なところだが、宗派宗教によるので一概に禁止できないのが現状
 Q 作業者と責任者の研修は?
 A 火葬炉メーカーへの出張研修と、メーカー技術者を派遣してもらっての実践研修を行った
 Q 炉を制御するコンピュータはすべての遺体に対応できるのか?
 A ある程度の燃焼条件はプリセットされているが、特殊なご遺体や乳児などは手動制御する場合がある

 …と以上殴り書きのメモと私の記憶で書き連ねてみた。
 もしかしたら私の聞き間違いや記憶違いがあるかもしれないが、参考になればと思いエントリした。
 火葬場は迷惑施設だと言われ忌み嫌われることが多いが、土葬の地域でない限り日本人はほぼ必ず世話になる施設なわけで、施設見学会があれば見てみるのも悪いものではないですよ。

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