らんかみち

童話から老話まで

しゅんせつ工事

2015年05月15日 | 暮らしの落とし穴
               

 海の砂を採取するってことは、海底で生活する動植物を根こそぎ引き揚げて葬り去るということ。それだけではなく、採った後の海底には動植物たちの住み家が無くなってしまうということ。そりゃあ魚も獲れなくなるわな。

 ということで海砂の採取は禁止されたわけだけど、塩漬けの砂をコンクリートに混ぜたら骨材も錆びるだろうに。なんでそういうことが罷り通って来たのか不思議ではあるけど、それで日本は高度成長したのも事実。珊瑚を採るどころの話じゃない。

 海の砂ってどこからやって来るのか良く知らない。海岸線が浸食されて砂になり、それが潮汐に乗って湾内に堆積するんだろうか。非常に迷惑な話で、大型の船が航行できなくなるだけではなく、水門などの機能をマヒさせてしまう。

 これを解決して欲しいと、2年ほど前に県知事陳情しておいたら、ようやく工事が始まった。向こう3年は大丈夫と見込んでいるけど、どうなることやら。
 それにしても、海砂が必要なら湾内を浚渫すれば良いんだよ。海砂を採っていたころは、これほど酷い状況にはならなかったと思うなぁ!

手術糸が消えてしまって

2015年05月14日 | 暮らしの落とし穴
 鎖骨を固定していたプレートを抜く手術をした際に、皮下縫合に使った吸収糸が1ミリほど皮膚面に飛び出していた。黒いテグス見たいな素材で、手触りは結構しっかりしている。いずれ溶けて無くなるとは分かっていても、タオルでごしごしこするのは、ちょっと嫌だ。
 普段は忘れているけど、朝起きたときに気になると触って、ああまだ居座ってやがる、などと忌々しく思う。それが今朝起きたら、いない、いなくなっている!

 だんだんと弱々しくなっていたから、もうそろそろかなとは思っていたけど、こんなに急に別れが来るものなのか。念のため風呂上がりに鏡に映して見ても、やっぱり消えている。
 三ヶ月ほどの付き合いだったけど、いざこうなってしまうと寂寥感はあるもんだね。明日になったら糸があったことすら忘れている気もするけど。

今年初の水ナス糠漬け

2015年05月13日 | 酒、食
               

 水ナスの糠漬けを姉が送ってくれたけど、クール便じゃなかったせいか、一個ずつ包んでいるポリ袋が爆発しそうなくらい膨らんでいた。味が落ちてないか心配したけど、問題はなかった。それどころか質の高いもので、これからが旬とはいえ旨すぎる!

 ぼくが水ナスの苗を買って植えたのが今日なので、この水ナスはハウス栽培されたものだろう。重油を焚いて温々と育ったんだろう、皮が薄くて軟らかい。自分で露地栽培したものは決してこうはいかない。

 しかも、このネイビーブルーの濃さはどうよ。露地物は塩もみした時点で色が抜けていく。それを糠漬けにしたら更に色が抜けてしまう。ミョウバンを糠に加えようが、漬物用の鉄を入れようが、どうにも紺色が定着してくれない。

 水ナス栽培ビギナー編がようやく理解できたので、今回は未生の苗を買って土作りを丁寧にやってみた。当たり前のことだけど、土はフカフカにしないとダメなんだね。剪定も必要なんだってのは、近所の方に教わった。だから後は、水ナスの苗が本物であることを祈るだけだ。

盆か正月か!

2015年05月12日 | 暮らしの落とし穴
 全く異なる二つの懸案事項が同日に解決して肩の荷が下りた気がする。テクニカルな面でも、金銭面でもどうってことない小さな荷ではあるけど、この日を通過しないと、っていう節目の日だったかな。

 正月だって365日の1日に過ぎないわけだけど、あの1日に向けて生きているって趣のある日本の生活。年が変わるんだから、まあそれは世界的にも似たようなところはあるんだろうけど、キリスト教国ならクリスマス、中国系なら春節の方が大事なはず。だから、やっぱり日本は独特なのかも。
 今年のぼくにとって、今日はお盆みたいなもんか。

防災定例会によせる思い

2015年05月11日 | 暮らしの落とし穴
        

 防災士の定例研修会に行く経費は1500円ほど。何か他の用事を作って行きたいわけだけど、いつも上手くいくとは限らない。上手くいかないことの方が多い。
 義務ではないから行かなくても良いのだけど、頑張っている執行部に報いるためにも出席したいし、行けば行ったで得るものは少なくない。帰ってきたら10時前だけど、人間は同じことの繰り返しばかりで生きていたらダメになるんだろうな。