らんかみち

童話から老話まで

醜聞戦の幕開けか

2009年03月11日 | エンタメ
中原誠・十六世名人が引退、5つの永世称号保持(読売新聞) - goo ニュース

 ぼくが将棋を覚えたのはまさに中原時代なので残念ですが、引退することでむしろ露出の機会が増えるんじゃないでしょうか。露出といっても米長将棋連盟会長のように鳥取砂丘で脱いだりすることじゃなく、体が不自由でも引っ張りだこになるだろうという意味です。
 
 願わくば体を治して、来年にでもあるらしい将棋連盟の理事選挙に立候補してもらいたいもんです。かつて会長を務めたこともあるんだから、また選ばれても不思議じゃない。それに故大山康晴会長が中原さんに「あいつにだけは会長をやらせるな」と言い残した御仁を会長の椅子から引きずりおろすと見るが、どうでしょう。
 
 中原vs米長といえばぼくらの時代のゴールデンカード。判官びいきということもあるかしれないけどぼくは、中原さんに負け続けた米長さんのファンで、その奔放な指し回しにあこがれて氏の本を買って勉強したもんです。
 ですがそれは盤上でのこと。将棋指しはなにも盤上だけで勝負しているわけではなく、盤外で戦っているんですが、そこでならぼくは中原シンパです。
 
 名人の座にあった中原さんを降ろし、一度はその座を襲いはしたものの、林葉直子さん争奪戦では中原さんの後塵を拝して恥をかかされた格好の米長会長が、中原さんの放った引退の一手を受けてどんな手を用意しているでしょうか。将棋ファンのみならず、ゴールデンカードの復活(あるいはスキャンダル戦)に期待を寄せるメディアは多いはず。今年は将棋界の動向から目が離せない1年になるかもしれません。

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