らんかみち

童話から老話まで

大麻じゃないよ、蕎麦の栽培だよ

2009年10月26日 | 酒、食
 蕎麦畑で作業していると「実は入りょるか? 早よぅせにゃ霜が降りるぞ」と村の人たちは気遣ってくれますが、観光などで訪れた方々の中には「これは何です? ああ、これが蕎麦の花ですか」と感心される人もいます。かく申すぼくも自分で栽培してみるまで蕎麦について詳細なことを知らなかった。だからといって「大麻が栽培されているのではないか」と、パトカーがぼくの蕎麦畑にやって来るとはどういうこっちゃ!
 
 ぼくはその時いなかったんですが、村人ではない方によると警察が胡散臭そうにぼくの蕎麦ちゃんを眺めていたそうです。いまどき蕎麦を栽培する人はこの島でも種をくれた方くらいしかおられないとしたら、心無い通報をされても仕方ないのかなぁとは思うけど、こんな明るみに大麻を栽培するバカいないでしょうが! いくら「犯罪は堂々と犯せばかえってばれにくい」とはいっても程度もんですがな。
 
 それはさておき、蕎麦はまだ実が入っておりません。青い実をつぶせばクチュッとミルク状のものが指に付くけど、こんな有様で本当に蕎麦を打て日がくるんだろうかと懸念しております。
「まあ一枚のざる蕎麦を食える分だけは収穫できるんじゃないか」などと村人までトトカルチョのネタにして遊んでいるらしいなら、だれも期待していないのか! 

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