らんかみち

童話から老話まで

勝て、武蔵、お父さんのために!

2007年08月05日 | エンタメ
 K1グランプリにさほど興味は無いけど、武蔵が選手生命を懸け香港で今夜戦うらしい。そんな試合なら是非とも観てみたいものだが、いかんせんぼくはテレビを持っていないのである。そんなら場末の飲み屋にでも行ってテレビ観戦したいが、あいにくと本日は定休日なのだ。
 
 どうしても観たいなら何か手はあると思うけど、そこまでするほどぼくは武蔵のファンじゃない。武蔵のお父さんが熱心に息子さんのことをPRするもんだからたまに観てみるだけのことなのだが、そのお父さんの様子がこのところどうも妙なのだ。
 
 そう、あれは確かぼくが突発性難聴で入院する前のことだから、今から三月くらい前のことだろうか。いつもの時間帯に場末の飲み屋に顔を出し、普段賑やかな人なのに、ビールを一杯飲んだだけで武蔵のPRもせずに静かに帰って行ったのには面食らった。

「なんか○○さん、ずいぶん痩せてなかった?」
 お父さんが帰るなりマスターは言ったが、ぼくは他人さまの顔なんて見てないし、だれが痩せようが太ろうがぼくの人生に影響があるわけでもないので気にしてはいない。だけど精彩を欠いて見えたのは同感だった。
 
「夏の場末の飲み屋は怒っている」と言われるほど衛生状態に危機感を覚えるぼくたち常連客なので、武蔵のお父さんもその辺を考慮して現れないなら話は分かる。だがどこの馴染みの飲み屋でも見かけないという。香港に観戦に行くために体調を整えていたのだろうか。いずれにしてももう会うことも無いだろうが、大事に至らなければと願っている。

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