らんかみち

童話から老話まで

即身成仏をそそのかす

2010年09月08日 | 暮らしの落とし穴
 即身成仏に憧れてなさるかもしれないコイケダさんが、安芸の宮島は『大聖院』というお寺で開催されている人形展『即身成仏縁起』を見に行きたいとか。大阪から広島まで人形を見るためにわざわざ出かけなさるとは根性が据わっておられるな、と大聖院のホームページを見ましたら、ほう、真言宗御室派(しんごんしゅう・おむろは)ですか。

 実はぼくの菩提寺も仁和寺を総本山とする御室派なんですが、当の一派はオモロ派とも呼ばれて楽しいことが大好きな法師たちが大挙控えておいでだとか。また『お宝派(おたからは)』とも異名を戴くほどビジネス精神に溢れる面々がおわすとか。なので人形展のような楽しいイベントは得意技かと思います。

 崖っぷちに立って飛び降りようか止めようかと迷っているのはコイケダさんだけでなく、ぼくもコンサートのために伊丹のお寺に詣でようかと迷っております。チェンバリストからメルマガをいただいて、ルネサンス期(15世紀~16世紀)からバロック期(17世紀~18世紀)にかけての曲をバージナルで演奏なさるとか。

 馴染みのない曲ばかり揃えたマニアックな演奏会ですが、BWV 1000番というバッハの曲は聴いてみたい。原曲は以前ブログで紹介した無伴奏バイオリンソナタ1番のフーガをバッハ自身がリュートのために編曲したものらしく、ギタリストの定番曲のようになってます。
 これをチェンバロとかで演奏するのは非常に珍しいと思います。原曲が余りにも有名だし、音に強弱をつけられないバージナルで演奏するとなると雰囲気を出すのが難しそうです。なんとまあ根性の据わった演奏家だこと。

 エリザベス朝のウィリアム・バードとかやるんだったらこんなのはどうですかね。
           William Byrd Pavana The earl of Salisbury
           

 作曲されたのが1570年あたりだったとしたら、日本で織田信長が比叡山延暦寺を焼き討ちしてたころ、イングランドの貴族たちはこんな優雅に踊っていたのか。

 さてこの前コイケダさんに肉団子料理をそそのかされたので、今度はこちらがそそのきかえしてみるか。え~、9月21日(火)であれば、お師匠さまの広島童話教室が見学者を募集中。プロ作家たちのたむろする教室での合評です。もちろん無料ですが、申し込みはお早めに。

 追記:福山童話教室はただいま体験入学者大募集中!

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
弾丸ツアー (basil_o)
2010-09-10 12:21:32
どもw

せっかくの『御そそのかし』でございますが、当方、原則的に事前申請した「定休日」以外には休めません。一応有給休暇はありますけど、日給月給システムとの絡みもあり、取得には慎重を期さねばなりません。

まだ迷ってはおりますが、清水ジャンプするとしても往路は夜行、着いた日の日暮れ前には復路のバスに乗るとゆー、弾丸っちゅうかブーメランツアーになります。

いずれにせよ、21日は定休日ではありませんので・・・このたびはご縁がなかったとゆーことでwごめんくださいまし。
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清水バンジー (HAL)
2010-09-10 20:06:15
basil_oさま

>このたびはご縁がなかったとゆーことでwごめんくださいまし

そいつは残念でしたね、広島教室は人数も作品提出数も枚数も多く、生徒数も限界が近づいておるようです
福山教室の方はただいま「体験入学大募集中」なんですよ、詳しいことは知らないんですが

>清水ジャンプするとしても往路は夜行、着いた日の日暮れ前には復路のバスに乗るとゆー、弾丸っちゅうかブーメランツアーになります。

それですと福山教室がぴったり……おっと、御そそのかしはこれくらいにして、清水寺の舞台から飛び降りた人の生存率は85.4パーセントであるとか。この数字を、思いのほか安全と見るか、それとも非常に危険な行為と見るか、いずれにしてもバンジージャンプくらいにしておいた方が賢明ですね。
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