らんかみち

童話から老話まで

乾麺タイプの焼きそばは、なぜ生き残っているのか

2014年07月12日 | 酒、食
            

 めっちゃ好きというほどじゃないけど、乾麺焼きそばのコレクションをしている。もちろん最終的には食べるつもりだけど、保存が利くから慌てることもなかろう。この乾麺タイプの焼きそばの最大のメリットは、保存性の良さだろう。

 カップ焼きそばもその点においては同じだろうけど、簡便さという点で他のタイプを圧倒している。ただ、味の面では、乾麺タイプ焼きそばには劣ると思っている。販売されている種類は、カップ焼きそばの弱点である味の面を補って余りある多さだ。ああしかし、カップ焼きそばにぼくは食指が動かない。

 味を重視するなら真空生麺タイプの焼きそばに軍配が上がる。食べるまでの簡易さという点においても乾麺タイプより、むしろ優れている。
 もっと簡単に美味しい焼きそばを食いたいなら、調理済み冷凍麺という選択肢もある。B級グルメの富士宮焼きそばを食べたいと思うなら、今のところ冷凍麺という選択肢しか見当たらない。自力で作るときに具材が調達できないからだろう。

 他にも、麺だけの蒸し麺やゆで麺などの生麺もスーパーの店頭には多く並んでいて、一玉が15円くらいから手に入る。コスト・パフォーマンスを優先するなら生麺に勝るものはない。
 そういった多くのカテゴリーの存在する焼きそば界にあって、乾麺タイプは実に肩身が狭く、存在すること意義すら薄弱。いずれは消えゆく商品なのではないか。
 このタイプの焼きそばに対する懸念というか、絶滅危惧種に対する哀惜のような感情に突き動かされ、いまオレが買わなくてどうする!

 ぼくの行動範囲内で入手可能な乾麺焼きそばは、いまのところ写真のものだけ。全て食べたわけじゃないけど、最も入手しやすいだけあって日清のは万人受けする味だと思う。
 作るのが面倒な乾麺タイプなのに、息長く製造され続けているということは根強いファンがいるということ、ぼくのようにね。
 でも、同好の士が見つかったからといって、交流しようとは……そんな話でした。

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