らんかみち

童話から老話まで

信じられる業者、そうでない場合

2013年09月20日 | 暮らしの落とし穴
 神社の木を切るって、森林組合さんでも気持ちの良いもんでもないらしい。「楠とか、樹齢を重ねたのを切るときって、背筋がソゾってするもんですよ」というから、木には魂がこもっているという風説も迷信じゃないのかもね。
 
 昨日の作業を全て見届けることは出来なかったけど、全てを人力でやったことを思うと、進捗したんじゃなかろうか。「安全帯とか、高所作業の準備をしていないので」とエクスキューズがあった割には効率的な仕事だったと評価したい。
 
 あ、でもね、彼らが帰ってから確認作業をしたら、全然なってない。木を切るのは上手なんだけど、その後を考えてないというか、クライアントとの意思疎通が上手くできていない。
 クライアントって、ぼくだよね。つまりぼくの指示が適切でなかったということなんだけど、ぼくも木を切るのは素人なんだよ!

 今回は、ぼくの指示が無くても専門家である与作の判断で処置出来るだろうって事案だったし、追加作業も30分で終了した。でも何も言わなかったら放置されたままになり、いつか事故が起きたかも知れない。

 嫌がられるんだよね、家電とかの修理に立ち会っていると。でも、嫌がる人に限って立ち会いすべきだと思う。「緊張するから」とか、「恥ずかしいから」という理由で立ち会いを拒まれたなら、そういう人にこそ立ち会うべきだよ。
 ぼくも、どちらの立場に立ったことあるけど、自信のある人は進んで作業を見せる。オレはこんなにすごいんだよって、ひけらかしたくなるはずだ。見られて嫌がる人は要注意。これ基本なんだけど、今回はぼくも人が良すぎたかもね。