らんかみち

童話から老話まで

起重機船来たるも哀し

2013年09月18日 | 暮らしの落とし穴


 クレーンがクレーンを吊るところ、見たかったなぁ。現在建設中の造船所にクレーンが運ばれてきて、設置するために起重機船がやってきた。巨大なので村のどこからも見えたけど、忙しくて行けず、手が空いたときにはもうクレーンが設置されていた、残念!

 この船は寄神建設所有の1400トン吊り起重機船「新建隆」らしい。3.11の震災で津波によって釜石港の道路に乗り上げた船を海に戻したのも同社の起重機船というけど、あちらは4000トン吊り、とスケールが違う。



 クレーン船の働く姿を見られなくて返す返すも残念で、せめて見送りをしようと海に出たら夕日に照らされた姿が神々しいじゃないか。遠くに見える、ひょうたんの形をした波島(なじま)が吊り上げられそうなほどデカイ。こんなのが来る日は、もう無いんじゃないかな。あぁ残念!