らんかみち

童話から老話まで

ストレス由来のマイナー発作

2012年06月21日 | 暮らしの落とし穴
 昨日から膝が激しく痛みだして、すわっ古傷が再発したか! 古傷というのは膝の内側の骨折で、今もエチボンド(決して画像検索などなさらないように)という溶けない紐が入っているか所のことだが、気圧が低くなると痛むことはある。しかし今回の痛みはそんなシクシクといったものではなく、ギリ、ギリという痛さだ。

「先生ぇ、膝が痛みよりますんや、打ち身やねんざの覚えは無いんですが」
 例によってかかりつけのドクターに症状を訴えたところ、「骨折かもしれんねぇ、レントゲン撮ってみよ」って、だからそういうんじゃない、いうてるやん!
 正直にいうと、先生の見立てなど期待していない。でも処方してもらいたい薬をこちらが指定するに際し、やっぱ先生の機嫌を損ねたくないわけで。

 レントゲンの結果、「骨折とかはしてないようやね」って、だからそういうてるやん。「先生の見立てでは、立て膝の姿勢が長かったとか……」と、数打ちゃ当たる見立てを開陳して下さった中に、「先生ぇ、それが正解!」というのがあった。
 ぼく自身の見立てでは「ストレス由来の痛風マイナー発作」と出ている。大手企業を相手に交渉を重ねたり、政治的な駆け引きに巻き込まれたりしているうちに、そういう症状があるのだと気が付いた。で、今回のストレスはというと、断酒である。

 酒というのは少しずつ断たないとリバウンドするというのは知っていたが、いきなり供給を絶ってしまうだけでショック症状が出るのだと知った。二日間不眠に苦しんだ挙げ句、台風被害の予感もあってのマイナー発作だ。
 村の困りごとというの一つ発生すると次々と連鎖する場合があって、昨日から今日にかけても新たなる問題が醸されてしまった。各々に連関は無いとしても、ぼくにとっては一括りの問題として押し寄せてくる。そして今日もまた……。