らんかみち

童話から老話まで

驕れる陶芸初心者

2009年10月21日 | 陶芸
 ええ格好したいわけじゃないけど、いやちょっとはあるかな、やっぱり自分の腕をひけらかしたいのかな、まぁとにかく展示するための作品を削り終えました。現時点で41cm径の皿なんですが、挽き上げた直後は45cmあったんです。

 我が離島窯のメンバーでこんな実用性を欠いた大皿を作る人は誰もいないので、これくらいの物を作るには道具も自分で作らなくてはいけません。大きなターンテーブルは亀板といって、この上で挽いてこの上で削る台ですが、これを作るのだって一苦労です。
 
 電動ロクロ初体験の友だちが作ったのも削ってあげたんですが、小さすぎてこれまた苦労しました。取るに足ならい小物だけど、ぼくも1年前はこんな小さな作品一つこしらえるのに半日かけてたよなぁ、なんて慈しみながらの作業は、驕りかけたぼくに初心に帰ることを思い出させてくれるのでした。