らんかみち

童話から老話まで

ヤンマヤのパーツは高すぎるぞ

2009年10月07日 | 暮らしの落とし穴
「ヤンマヤに聞いてみぃ」と漁師の親方に言われ、「ヤンママなら分かるけど、ヤンマヤいうのは……」みたいな物言いにも腹を立てず、親切にも地図を描いてくれました。どうやらYanmar屋の意味で、ヤンマー船の販売や修理をなりわいとする会社に行ってウォーターポンプの部品を買えということらしく、先日ヤンマヤを訪ねました。

 カウンターで応接してくれたのは、ヤンママかもしれないなかなかの美形です。なんとお茶まで出してくれて、ヤンママもええけどヤンマヤもどうして、ええぞ! と鼻の下なんぞ伸ばして部品が出てくるのを待っておりました。
「1個でよろしかったですか、お値段が高いので」と、お兄ちゃんが部品を差し出していう。なにぃ! 2600円だぁ?
 驚いたのなんの、形でいえば凸で、コートのボタンかラムネの栓抜きと間違えそうな代物なんですよ。今どき2600円も出してワイン買うたら立派な栓抜きがオマケで付いてくるいうに、ラムネの栓抜きごときに2600円も払えるか、自分で作るわい!
 そういえれば良いけど、栓抜き一つに我が命を預けないといけないなら、潔しとはいかないけど長いものに巻かれたろやないか。
 
 ヤンマーSK型舶用エンジンといえば世界中に販売されたベストセラーであるらしいのは、ぼくがYoutubeに投稿した動画へのコメントを読んでも想像できます。だからスーパーカブとかカローラほどじゃないにしろ、かなり量産しているはず。それなのに消耗品に足元見たあこぎな金額つけやがってぇ、どうりでヤンママの愛想の良いこと。緊急なので今回は甘んじておくが、もしアメリカの会社にこのラムネの栓抜きを発注して「5ドルでんがな」と請求されたらなんとする、切れるぞ!
 
 プリンター本体は安いけど、インクは人間の血より高価な例もあるので、サードパーティーから詰め替えインクとか販売されているが、ああいうのが舶用エンジンの消耗品にもないのかしらん。
 とはいうものの、ヤンマーのパーツはまだ安いほうなのだとか。考えてみれば20年も前に作られたようなエンジンのパーツを管理、供給するだけでも大変なことだろうと思えてきた。ヤンマヤさんお世話になります。