らんかみち

童話から老話まで

梅華皮(カイラギ)出たには出たかな?

2009年08月23日 | 陶芸
 窯出しの儀に望む前夜「失敗だ、失敗だ、失敗だ」という声にうなされましたが、思ったほどではありませんでした。手びねりの木の葉皿もこの通り。
 
 
 梅華皮(カイラギ)は多くの陶芸家が最初に失敗する道を踏襲したかもしれません、この通り。
 
 生焼けなんですが、そこを狙ってのことなので、とはいってもやり過ぎました。
 
 ロクロ子先輩に「井戸茶碗のつもりだけど、梅華皮がうまく出なかった」とメールに添付したところ、「ロクロ子の作品を見んかい!」と写真が。
 
 な、なんすか、これはぁ? あ、花器ね、石かと思った。
「石に擬態させとるんや、この詫び寂びが解らんあんたはまだまだやね」
 なんかよう解らんけど、石で叩いてこしらえた作品なのだとか、こりゃあロクロ子先輩の尻尾は見えても、まだまだつかめそうにないわい。