らんかみち

童話から老話まで

童話は、気合だ、かな?

2009年08月04日 | 童話
 今朝、童話講座に出かけようとバイクのエンジンをかけたら、キュルゥ、キュルゥ、とお腹のへったような音がしてかかりません。ガソリンはタンクに半分ほどある、ということはバッテリーが上がりかけ? そう、雨が降り続いて一月もかまってやらなかったので、自己放電してしまったようです。
ちょっと慌てましたが、チョークレバーとか引いて丁寧にやってみたらなんとか始動して一安心。休憩せずに走り続けたら、道に慣れたせいか2時間ほどで福山に着いて、間に合ったー!

3人そろったので3作品を合評しましたが、ぼくの場合は例によって魂のこもってない作品なもので、お師匠さまの追及の手が厳しいのなんの。
5枚作品を書き直して出された方にも、「初回よりは豊かな表現になっているものの、会話文が連続して読みにくい。主役と脇役のキャラ設定を見直すのがよろしかろう」と、わりあい厳しげなお達しです。
同人誌に掲載された作品に関しては、「漢字にルビをふったり平仮名を多用すれば幼年童話になると思ったら大間違い。子どもによりそって心理を分析しましょう」と、これまた容赦の無い御触れが出されました。

お師匠さま今日は虫の居所が良くないのかな、と思っていたら、
「前回は豪雨で新幹線が遅れたでしょ。広島教室のメンバーに迷惑をかけたので、今日は延長して補填授業をやります」と。
「先生、ただでさえ最終便でぎりぎりに帰り着いてるのに、そんなことしたら……」
「もちろん広島に一泊するつもりです」
めちゃくちゃ気合が入ってるんや!

師匠が気合を入れているのに弟子がふぬけとってどうするか、なんて露骨にはおっしゃいませんでしたが、
「広島教室のお一人は、小川未明よりも素敵かしれない70枚作品を書かれましたよ」と、からめ手から攻めてこられます。
70枚か、やるな! ぼくも脳内童話なら100枚は書いてるんですが……なんて口に出そうものなら「文字になってないものが信用できるでしょうか」と、お師匠さまに断罪されるのは火を見るよりも明らか。ここはひとつ、まだ見ぬ戦友にエールを送っておきたいが、今に見てろよ!
 
復路を走行中にガス欠をやらかしました。予備タンクに切り替えて事なきを得ましたが、気合の入ってないことも夥し。