らんかみち

童話から老話まで

飛青磁を目標に

2009年03月16日 | 暮らしの落とし穴
 陶芸の先輩から電話があって「おまえの汚い作品など見とうない」と、自分で引いた安宅コレクションの贋作の写真を送ってきました。
 といってもこの写真は、大阪市立東洋陶磁美術館で展示された『安宅コレクション』から『飛青磁=とびせいじ』ですが、さすがに国宝、美しい! 
 この形は『玉壺春=ぎょくこしゅん』というらしく、世界に類似の品は三つあるそうです。次からはこの形を目標に徳利を作ってみたいと思っていると、
「おまえの技術じゃ、百年経ってもムリムリ」
 などとプッツンしそうなことを言われるのもしゃくですが、電話で陶芸の技術を論じても伝わりません。かくなる上は作品で知らしめるしかないということでしょう。