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銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

2024 振り返りっ 書籍編

2024-12-29 15:30:28 | 年間ダイジェスト


喜べ、幸いなる魂よ / 佐藤 亜紀 (角川文庫)

最後の処で思い出した、オレこの曲やったことある! モーツァルトのモテト<踊れ、喜べ、幸いなる魂よ>K.165である。その闊達、一点の曇りもない様を紙面に映した、そういう小説。主人公の群れと共におおいに泣き、笑い、人生を謳歌してほしい、そういう本。

山手線が転生して加速器になりました。 / 松崎 有理 (光文社文庫)

カイシャの同僚に貸したの。新婚旅行に持ってったんだって。そしたら途中でエラい悪天候に見舞われてびしょびしょになっちゃったからって、買い直して返すって、まーだ持って来ないんだ。彼らにゃいい思い出になったろ。(非常な安定感を備えた連作で、此処までのベストだと思う。)

ウは宇宙ヤバイのウ![新版] / 宮澤 伊織 (ハヤカワ文庫)

前述の同僚にカヴァー(画は今井哲也氏)を見せたら午後有給取って持って帰っちゃった。それ位ミリョク的。洋物SFがチラ出するが、デイヴィッド・ブリンとダン・シモンズ推しのまさしくウチ路線で、それだけで嬉しくなる。スペオペは死なねー、続巻早よ!

裏世界ピクニック1~9 / 宮澤 伊織 (ハヤカワ文庫)

と云う流れで、宮澤ど真ん中シリーズの既刊全巻を読破。6巻まではオフブックを漁り、以降は新刊。取り寄せもした、地方書店は初回平積みが掃けるともう入手困難で苦労する。作者の語り口と展開の緻密さ、大いに好み。隣に居るカミさんはまさかダンナが百合読んでるなんて知らんやろ。

トウキョウ下町SFアンソロジー:この中に僕たちは生きている / トウキョウ下町SF作家の会 編 (Kaguya Books)

「AIとSF」を読んで以来、注目してる新進作家は津久井五月さんと斧田小夜さん。その斧田さんが盟友大木美沙子さん等と組んでリリースしたのがこの本。序と後書き、作品解題、カヴァー(画)・帯に至るまで、凝りに凝ってぶち上げた渾身の一冊である。
トリを務めた斧田さんの『糸を手繰れば』は2つのブロックチェーンが交差する現代の奇譚で、その静かでいい具合に乾き乍らじりじりとさせてくる筆致が好き。私見だが、同書収録の桜庭一樹『お父さんが再起動する』と唱和してるんだか反発してるんだか、こんがらがってコッチに来るものあり。ソロ作、待ってます。
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